大会第2日目の勝敗予想!仙台育英、沖縄尚学、金足農などが登場【夏の甲子園2025】
2025/08/06 NEW
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高校野球 夏の甲子園 最新情報
第107回全国高等学校野球選手権大会が開幕し、地方大会を勝ち抜いた全49代表校が全国の頂点を目指して激突する。本日の大会2日目は4試合が予定されている。ここではチームの戦力を分析した上で、大会2日目の勝敗予想をしていく。
第1試合 鳥取城北vs仙台育英
この試合は、仙台育英(宮城)の勝利を予想する。
仙台育英は左腕・吉川陽大(3年)、右腕・梶井湊斗(2年)といった140キロを超える投手陣を揃える。打線はチーム打率.270と得点力に欠ける部分はあるが、高田庵冬(3年)、川尻結大(3年)といった好打者を揃える。U-15日本代表経験者の1年生・砂涼人にも注目だ。
対する鳥取城北(鳥取)も、140キロを超えのサイド右腕・田中勇飛(3年)、鈴木欧音(3年)といった好投手を揃える。チーム打率.345は仙台育英を大きく上回っており、甲子園での勝利も狙えそうな布陣だ。
しかし、やはり鳥取県勢の甲子園戦績が気になるところ。2014年に八頭が初戦突破して以降、鳥取県勢は夏の甲子園未勝利。昨夏の鳥取城北も、チーム打率3割を超えていたが、明徳義塾(高知)に0-7で敗れた。
一方的な展開になるとは想定しにくいが、地域レベルや地力の差を鑑み、仙台育英の勝利を予想した。
第2試合 開星vs宮崎商
この一戦は、開星(島根)の勝利を予想する。
今年の開星はチーム打率.430を誇り、これは49代表校の中でトップの数字だ。切れ目のない打線で、相手投手にプレッシャーをかけていきたい。
投手陣は松浦愛珠(3年)が中心だが、今夏の島根県大会では制球面でやや苦戦した。それでも、県大会では他に5人の右投手が登板しており、枚数は多い。
対する宮崎商は、今夏の宮崎県大会では初戦以降、すべて1点差ゲームを制してきた。チーム打率.284と決して高い数字ではないが、接戦に強いチームだ。
投手陣は左腕の永友琉生(3年)、右腕の日高有希也(3年)が県大会で登板したが、両投手ともに被安打を多く打たれており、不安要素が残る。
投手陣は両チームともに盤石とは言い難いが、打線の勢いなどを考慮し、開星の勝利を予想した。
第3試合 金足農vs沖縄尚学
この試合は、沖縄尚学(沖縄)の勝利を予想する。
沖縄尚学の注目は、2年生エースの末吉良丞だ。2年生にして堂々のエースに君臨しており、選抜では甲子園のマウンドも経験した。右腕の新垣有絃(2年)も制球力が高く、U-15日本代表経験のある大城諄來(2年)など、投手陣は2年生が牽引している。
打線は比嘉大登(3年)、真喜志拓斗(3年)などの好打者を揃え、守備も沖縄大会5試合で失策0を誇る。総合力の高いチームだ。
対する金足農(秋田)は、エース右腕・吉田大輝(3年)に注目。今夏の秋田大会は全5試合に登板し、失点数はわずか3という安定感を誇る。
一方、打撃陣は今夏の秋田大会で薮田龍人(3年)、佐藤晃真(3年)が好打率を残すも、チーム打率は.274にとどまっている。
今回は、総合力で沖縄尚学が上回るのではないだろうか。
第4試合 鳴門vs天理
この一戦は、天理(奈良)の勝利を予想する。
天理は、チーム打率.373を誇る強力打線が武器。赤埴幸輝、伊藤達也、冨田祥太郎などの好打者が揃う。ただ、準決勝で対戦した奈良大付の2番手・上橋れい(3年)、決勝の智弁学園の先発・杉本真滉(3年)などのサウスポーを打ち崩せていないのは、気がかりである。
投手陣では松村晃大(3年)がエースナンバーをつけるが、今夏の奈良大会では6人の投手がマウンドに立ち、全試合を継投で勝ちあがった。絶対的な投手こそいないが、投手陣の枚数は多い。
対する鳴門(徳島)の投手陣は、徳島県大会で背番号「8」をつけた橋本朋来(3年)が抜群の安定感を誇る。今夏の徳島大会では21イニングを投げて与四死球はわずか1と、制球力も高い。
チーム打率は.316と天理よりは劣るも、2年生の稲山壮真、野田健心など、下級生ながらも好打率を残した選手が揃う。
戦力的に大きな差はないと感じるこの対決。ただ、選抜甲子園での経験、打撃陣の状態などを考えると、天理に分がありそうだ。
【了】