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大会第1日目の勝敗予想!創成館vs小松大谷 エース・森下翔太、U-18日本代表候補の田西称にも注目【夏の甲子園2025】

2025/08/05 NEW

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阪神甲子園球場

高校野球 夏の甲子園 最新情報

 第107回全国高等学校野球選手権大会が本日開幕し、地方大会を勝ち抜いた全49代表校が全国の頂点を目指して激突する。17時30分から開始される開幕戦では、創成館(長崎)と小松大谷(石川)が対戦。ここではチームの戦力を分析した上で、開幕戦の勝敗予想をしていく。

 

開幕戦 創成館vs小松大谷

 
 注目の開幕カードは、創成館の勝利を予想する。
 
 創成館の注目は、エース右腕の森下翔太投手(3年)。140キロを超えるストレートは無論、スライダーなどの変化球にもキレがあり、奪三振を取れる投手だ。投手陣は森下投手が中心だが、同じく右腕の今村優日投手(3年)、奥田晴也投手(3年)も今夏の長崎大会で登板した。
 

 
 一方、チーム打率.297と迫力に欠ける部分はあるが、接戦をものにできる強さがある。リードオフマンの峯孝汰選手(3年)が出塁し、少ないチャンスで得点を挙げていきたい。
 
 対する小松大谷は、江守敦士投手(3年)、中田凛投手(3年)などのサウスポー中心の投手陣を揃え、継投で勝ち上がった。中田投手は、今夏の石川大会で4試合に登板し、いずれも無失点の安定感を見せた。
 
 さらに、高橋大樹投手、北隼也投手、坂根青陸投手といった2年生も地方大会で登板した。
 
 チーム打率は.313をマークし、打線の中心はU-18日本代表候補にも入った田西称選手(3年)だ。今夏の石川大会では2本塁打を放つなど、実力を見せつけた。一塁を守る胡摩結月選手(3年)も石川大会で好調だっただけに、この2人が打線を牽引できるかがポイントになりそうだ。
 
 こうしてみると、投手陣の枚数、打線は小松大谷に分があるようにも思える。ただ、”甲子園初戦を勝ち切る”という意味では、森下投手のような支柱的存在は大きい。
 
 いずれにしてもロースコアの展開となりそうだが、エース・森下投手の存在、接戦の強さを考慮し、創成館の勝利を予想した。

 

 
【了】



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