甲子園とは無縁でも…ドラフト上位指名を受けた天才投手6人。高卒プロ入りした現役選手たち
2025/08/01 NEW
Getty Images、産経新聞社
塹江敦哉
投打:左投左打
身長/体重:178cm/90kg
生年月日:1997年2月21日
経歴:高松北高
ドラフト:2014年ドラフト3位
プロ10年目に覚醒を成し遂げているのが、広島東洋カープの塹江敦哉だ。
高松北高(香川)では1年夏にベンチ入りし、同秋には早くもエースナンバーを獲得した。しかし、2年夏は香川県大会ベスト4まで勝ち進んだが、3年夏は3回戦で敗れて甲子園には届かず。
それでも本格派左腕の塹江には関心が集まり、ドラフト3位で広島に入団。高松北高では初のプロ野球選手となった。
塹江が台頭したのは、プロ6年目の2020年。同年はリリーフで52試合に登板し、22ホールドポイント(3勝4敗19ホールド)、防御率4.17をマーク。やや安定感には欠けたが、登板機会を大幅に増やした。
すると、翌2021年にも51試合に登板し、22ホールドポイント(5勝4敗17ホールド)を記録。ただ、防御率は4.25に終わり、前年に続いて不安定感は拭えなかった。
そんな中、プロ10年目の昨季にサイドスロー転向を決断。この転向が功を奏したのか、同年は53試合の登板で18ホールドポイント(2勝16ホールド)、防御率1.58と抜群の安定感を見せた。
ただ、今季はここまで25試合の登板で防御率4.58。現在は二軍調整となっている。