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【MLB】チームメイト「いかなる差別もない」。ブルワーズ傘下の現役選手が同性愛者と公表

ミルウォーキー・ブルワーズの傘下である、ヘレナ・ブルワーズ(ルーキーリーグ)に所属しているデビット・デンソンが、先日地元メディアにて『同性愛者』であると告白した。

2015/08/19

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Baltimore Orioles v Toronto Blue Jays

チームメイトの反応は?

『セクシャルマイノリティ』という言葉がある。
 日本語に訳すと『性的少数者』つまり、同性愛者、両性愛者の方々のことである。多くの先進国では、同性同士の結婚が認められてきた。

 スティーブ・ジョブズの後を継ぎ、現在アップル社のCEO(最高経営責任者)を務めるティム・クック。彼は昨年、同性愛者であることを告白した。株式時価総額でアメリカ最大の企業のトップが、同性愛を公表したことも記憶に新しい。

 イギリスのミュージシャンであるエルトン・ジョンも、同性愛者として知られている。2005年には男性の恋人と結婚し、大きな話題を呼んだ。
 ご存知のように、日本ではまだ同性婚が認められてはいない。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの方々にとって、法整備が進んでいない日本は、まだまだ住みづらい国なのかもしれない。

 ミルウォーキー・ブルワーズの傘下である、ヘレナ・ブルワーズ(ルーキーリーグ)に所属しているデビット・デンソン一塁手兼外野手(20)。一見、平凡なマイナーリーガーだが、現在この若者の、ある告白が全米で注目を浴びた。

 左打ちのデンソンは平均以上のパワーと選球眼を持ち合わせており、将来大化けしそうな雰囲気はある。しかしながら、2013年ドラフト15順目(全体452番目)で入団したように、将来を嘱望されて入団した『超有望株』ではない。

 では、なぜこの若者に注目が集まっているのだろうか?
 それは先日、彼が地元紙『センチネル』とのインタビューにおいて、同性愛者であることを公表したからだ。今までメジャーリーグで、引退後に同性愛者であることを公表した選手は数名いた。しかし、現役中にしかもメディアを通じて公表したケースは今回が初めてである。

 デンソンはメディアに公表する前に、まず同僚であるチームメイトたちに打ち明けた。長い間、一緒に戦う仲間にすら打ち明けられず、思い悩んでいたからだ。本当の自分をさらけ出してしまったら、彼らは自分を受け入れてくれないだろう、と。しかし予想に反して、デンソンの勇気ある告白はチームメイトの心に響いた。その時のチームメイトとのやり取りを、デンソンはメディアに語っている。

They said, “You’re still our teammate. You’re still our brother. We kind of had an idea, but your sexuality has nothing to do with your ability. You’re still a ballplayer at the end of the day. We don’t treat you any different. We’ve got your back.”
(同性愛者であることを明かした後)チームメイトは、僕に言ったよ。『君は今まで通り、僕らのチームメイトであり、兄弟だよ。人それぞれ考えはあるけど、君の性的指向は、野球選手としての能力には関係ないよ。君が野球選手であることは変わらないし、差別することはしない。僕らは君を応援するよ』とね。

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