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決勝Rに挑む侍J。小久保監督は「強い結束力を持っていかなければ」

2017/03/16

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飯塚紗穂



 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場している侍ジャパンの小久保裕紀監督は16日、都内で記者会見に臨んだ。
 
 無敗で決勝ラウンド進出を決めた侍ジャパン。小久保監督は「ここまで決して楽な試合ではなかったが、日本に勝利の女神が微笑んだという場面があった」と振り返った。
 
 1次、2次ラウンドを突破した要因について聞かれると「全員が自分のチームで主力を張っている選手たち。力を合わせて心を一つにして日本のためにっていう団結力が1番だったんじゃないかな」と、結束して戦う選手たちを誇った。
 
 東京プールで印象に残った場面を聞かれると「いっぱいありすぎて思い出せない」と前置きしたうえで「岡田(俊哉)の1アウト満塁の0-2からのゲッツー」と、1次ラウンドのオーストラリア戦を挙げた。小久保監督は、この場面を乗り越えたことがターニングポイントだったと考えている。
 
 また、青木が「小久保監督が選手を信頼したこと」が決勝ラウンド進出の要因とコメントしたように、小久保監督は「送り出した選手は信じるしかないので。あとは疑念を抱かず、自分が送り出した選手を信じる」ことを徹底してきた。
 
 これまでは自国開催で、球場全体から声援を受けていた日本代表。舞台を米国に移して戦うことについて「我々が今度は乗り込んでいくわけだからより強い結束力をもっていかなければいけない」と小久保監督は改めて気合を入れた。
 
 侍ジャパンの準決勝まであと5日。世界一奪還までのカウントダウンは始まっている。