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WBC今大会初ヒットが決勝弾の中田翔、待望の一発は「初球からフルスイングを」

2017/03/09

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Getty Images



 WBCの1次ラウンド・プールBの侍ジャパン対オーストラリア代表戦が8日に東京ドームで行われ、侍ジャパンが4対1で勝利。2次ラウンド進出へ大きく前進した。
 
 この試合、7回に貴重な勝ち越し点となる一発を放ったのがキューバ戦は無安打に終わった中田翔内野手だ。
 
「試合前に誠也とどっちが先に打つか勝負だという話はしていたので、やっぱり自分が最後だなあという風に思いながら見ていた」と語った中田。キューバ戦では侍ジャパンは14安打を放つも、中田翔と鈴木誠也外野手が無安打。鈴木が5回に待望の初安打を放ち、スタメンで最後に残されたのが中田だった。
 
 しかし、待望の瞬間が7回に訪れる。「バットの先っぽで、感触はあまり良くなかったが、打った瞬間行ってくれと願っていたので、行ってくれてよかった」と、自身の初安打兼初本塁打について試合後に振り返った。侍ジャパン投手陣の粘りの投球に応える一発となった。
 
「結果が出てないとボールを見ようとしすぎてしまっている部分はある。本当にあの打席は、初球からフルスイングをしていこうという風に思っていたので。ああいう形に決まってくれたのかなという風に思っている」と心に決めたフルスイングが見事に炸裂。
 
 中田の持ち味が十分に発揮された打席となった。次戦は10日の中国戦。さらなる爆発を期待したい。