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新進気鋭の左腕・本前郁也、長くローテを担う存在へ 注目株の成長支える二人の左腕とは【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#2】

2021/05/24

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千葉ロッテマリーンズの本前郁也投手は、今年3月に支配下登録された2年目の左腕。開幕ローテーション入りも果たすなど、近い将来のブレークが期待されている。目まぐるしい上半期を送っている有望株に現在地を問うと、二人の左腕の存在が見えてきた。(ロッテの若手選手にインタビューする企画の第2回)
 

 

和田毅の自主トレに参加

 育成選手として迎えた2年目。キャンプ、オープン戦を経て3月15日に支配下登録を勝ち取った。その裏には、プロ入り前から理想像としていたベテラン左腕の存在がある。福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手だ。本前はキャンプ前の1月、和田の自主トレに参加し、直接手ほどきを受けていた。

「和田さんの自主トレに行ったときに、自分は結構フォームの中で言うと腕で投げるタイプだったんですけど、『体幹で投げる意識の方が楽に投げれるよ』っていうのと、体幹の使い方を教えてもらってから、良くなったかなという感じです」
 
 また、そうした直接受けるアドバイスだけでなく、見て学ぶ部分も多くある。プロ生活19年目を過ごすベテランの姿からは、日々影響を受けている。
 
「(和田さんの)マウンドさばきというのが、見ていて淡々と投げている姿というのは、自分もそういう風に投げたいと思って投げている。あとは何より、自分は野球をやるうえで長くやりたいというのがあって、(和田さんは)長くやっているというのもあって尊敬している」
 
 若き左腕にとって和田の存在は、自身の思い描く青写真を体現する、まさに“生ける教材”なのだ。

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