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5盗塁を許した佐々木朗希。クイック、静止時間の癖をデータで検証する

2021/05/23

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DELTA

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西武打線の足攻めに苦戦。クイックに問題があったのか?

 5月16日、ついにロッテの佐々木朗希が1軍でのプロ初登板を果たした。結果は5回を投げ4失点。初登板としてはまずまずの結果だったが、西武打線から徹底的な足攻めを受けたことが気になった人も多いのではないだろうか。この日佐々木朗は、西武から5度の盗塁を企図され、そのすべてで成功を許した。セットポジションでの投球、クイックなどに問題があったのだろうか。ここでは映像から計測したデータをもとに佐々木朗の課題について検証を進めていく。
 

 
 まず真っ先に気になるのは、佐々木朗がどの程度のクイックモーションで投球できていたかどうかだ。盗塁阻止の責任は捕手に求められることも多いが、投手のクイックも極めて重要な要素だ。捕手の送球よりも投手のクイックモーションのほうが成功・失敗への影響が大きいという研究結果もある。佐々木朗は盗塁阻止を防ぐようなクイックができていたのだろうか。
 
 一般的に投手のクイック(投球動作開始~捕手に投球が到達するまで)の時間は、1.2秒以内に収められるかどうかが合格の目安とされている。だが実際に映像を利用してコマ送りで計測すると、プロ野球平均は1.50秒(※1)。クイックの速さで知られる阪神の青柳晃洋でさえ平均で1.30秒。最速でも1.18秒となっている。これを基準に考えていこう。

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