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ファイターズのコールアップはドラマ!? QVCマリンは、2軍選手の登竜門【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#10】

8月18日~20日までのロッテ戦で3連勝を飾ったファイターズ。3戦目は、メンドーサの体調不良により、この日2軍先発が予定されていた新垣が急きょ1軍の先発マウンドに上がった。

2015/08/22

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コールアップの”読み”までも楽しさの一つ

 しかし、1軍昇格はドラマだなぁ。今月16日は石川亮が2軍戦の組まれた稚内から1軍の仙台コボスタまで800キロ移動の「大リーグ級コールアップ」を経験している。
 
 読者は映画『オールドルーキー』をご覧になったろうか。主人公のジム・モリスはタンパベイ・デビルレイズから突然、コールアップされ、荷物ひとつ持ってテキサス・レンジャーズの本拠、アーリントンスタジアム入りする。そのシーンのジムの目の輝き、高揚感が素晴らしいのだ。
 
 あのコールアップの感じにいちばん近いのはファイターズじゃないのかなぁ。1軍が札幌、2軍は鎌ヶ谷と本拠地が離れているせいで、「悪いけどすぐ飛行機に乗ってくれ」っぽいフィーリングに事欠かない。新千歳空港には球団職員が迎えに来るのか。来なかったら自分でスマホのヤフー乗換案内とかを見て、最終的には福住駅からはマップで徒歩経路を案内してもらうのか。「目的地周辺です」って言われてから関係者入口にたどり着くのが至難のワザだぞ。
 
 ところで新垣がプロ初勝利を挙げたQVCマリンは、ファイターズの2軍選手にとって登竜門的な性格が強いのである。鎌ヶ谷からいちばん近い(面白いことにロッテ浦和より近い)せいで、選手が気軽にコールアップできる。首脳陣が鎌ヶ谷の視察に行きやすいこともある。実際に見て、すぐに1軍に呼ぶケースが何度もあった。
 
 ファンからするとそこのところの読みである。
 QVCのロッテ戦が近づくと、誰かコールアップされないかなぁとまず考える。あと1軍登録の若手が「かけもち出場」しないかなぁと考える。伸び盛りで1打席でも多く実戦を踏みたい(踏ませたい?)若手が、昼は鎌ヶ谷、夜はQVCマリンでどちらもスタメンを務めたりする。それを通しで見て「これで9の4か」なんてひとりごとを言うのだ。
 
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