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青木宣親、張本勲、小笠原道大…NPB、通算打率ランキングトップ10は?【プロ野球歴代最高記録】

2021/04/07

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5位 ブーマー(ブーマー・ウェルズ)

通算打率.317(4451打数1413安打)
右投右打
内野手
実働期間 10年(1983〜92年)

 
 2メートルの長身を誇り、主に阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)で活躍したブーマー。“飛ばし屋”として実働10年で通算277本塁打を放ったが、8度の打率3割超えなど柔らかさも兼ね備え、右打者では歴代最高の通算打率.317を記録した。
 
 1年目の83年から打率.304としたが、本塁打は17本とやや物足りない数字に。しかし翌84年に本領を発揮し、打率.355、37本塁打、130打点をマーク。シーズンMVP、外国人選手初の三冠王に輝き、チームをリーグ優勝に導いた。
 
 以降も中軸として打線の中心となったブーマー。オリックス・ブレーブスに球団名の変わった89年には、“ブルーサンダー打線”の3番打者として打率.322、40本塁打、124打点を挙げ、首位打者と打点王の二冠を受賞した。しかし、翌90年はけがの影響で46試合の出場にとどまると、91年は規定打席に到達し、打率3割をクリアするなどまずまずの結果を残したが、同年限りで退団。92年は福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)でプレーした。

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