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【楽天】5年前の開幕投手・開幕スタメンは? “特別な試合”か“143分の1”か。過去5年間の開幕戦を検証

2021/03/10

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 オープン戦に突入した2021年のプロ野球。いよいよ26日にはレギュラーシーズンの火蓋が切って落とされる。“特別な試合”と“143分の1“の意味合いで見解の分かれる開幕戦だが、勝敗の鍵を握る開幕投手の役割は、長いシーズンにおいても重要な意味をもつだろう。
 

 

 昨季パシフィック・リーグ4位の東北楽天ゴールデンイーグルスは、今季の開幕投手に涌井秀章投手を指名。埼玉西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ時代に続く3球団目で、現役最多の3年ぶり10度目、楽天では初の大役を務める。今回は、楽天の過去5年間の開幕投手と戦績にフォーカスし、各シーズンの戦いを振り返っていきたい。

2016年


 
開幕投手:則本昂大
対戦カード:対福岡ソフトバンクホークス(Koboスタジアム宮城)
試合結果:7-3 勝利

 2016年の開幕戦は、本拠地で福岡ソフトバンクホークスと対戦。開幕投手は、則本昂大投手がルーキーイヤーから4年連続4度目の登板となった。
 
 同試合の則本昂は、先制点を許すも、7回11奪三振3失点の力投。7-3で白星を挙げた。同年の則本昂は、28試合(195回)を投げ、11勝11敗、216奪三振、防御率2.91をマーク。リーグ最多イニングを投じ、3年連続の最多奪三振を受賞した。
 
 同年のチーム成績は、62勝78敗3分で勝率.443。最下位は脱したものの、順位は5位に終わった。

2017年


 
開幕投手:美馬学
対戦カード:対オリックス・バファローズ(京セラドーム大阪)
試合結果:6-4 勝利

 
 2017年の開幕戦は、敵地でオリックス・バファローズと対戦。美馬学投手が自身初の開幕投手を務めた。
 
 同試合の美馬は、6 回3失点の粘投。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフ陣が同点に追いつかれ、勝敗は付かなかった。試合は延長11回の末、6-4で勝利を収めた。同年の美馬は、26試合(171回1/3)を投げ、11勝8敗、134奪三振、防御率3.26をマーク。自身初の2桁勝利を挙げ、監督推薦選手としてオールスターゲームにも初選出された。
 
 同年のチーム成績は、77勝63敗3分で勝率.550。4年ぶりのAクラスとなる3位に躍進した。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは、2位埼玉西武ライオンズを2勝1敗で撃破。ファイナルステージで敗退となったが、第1戦から連勝を飾り、1位ソフトバンクを苦しめた。

2018年


 
開幕投手:則本昂大
対戦カード:対千葉ロッテマリーンズ(ZOZOマリンスタジアム)
試合結果:3-2 勝利

 
 2018年の開幕戦は、敵地で千葉ロッテマリーンズと対戦。開幕投手は、則本昂が2年ぶり5度目の登板となった。
 
 同試合の則本昂は、7回1失点の投球内容。しかし、味方打線もロッテ先発の涌井秀章投手を打ちあぐね、リードを許して降板となった。試合は8回に逆転したが、土壇場9回に追いつかれて延長戦へ突入。12回までもつれたが、3-2で勝利した。同年の則本昂は、27試合(180回1/3)を投げ、10勝11敗、187奪三振、防御率3.69をマーク。例年よりやや成績を落としたが、プロ入りから6年続けて2桁勝利を挙げ、5年連続の最多奪三振に輝いた。
 
 同年のチーム成績は、58勝82敗3分で勝率.414。成績不振に喘ぎ、15年以来の最下位に沈んだ。

2019年


 
開幕投手:岸孝之
対戦カード:対千葉ロッテマリーンズ(ZOZOマリンスタジアム)
試合結果:4-5 敗戦

 
 2019年の開幕戦は、18年と同じく敵地でロッテと対戦。岸孝之投手が5年ぶり3度目、楽天では初の開幕投手を務めた。
 
 同試合の岸は、5回途中に左太もも裏に違和感を訴えて緊急降板。勝敗は付かず、4回1/3を2失点の結果となった。試合は1点を争う展開となったが、4-5で敗れた。同年の岸は、15試合(93回2/3)を投げ、3勝5敗、86奪三振、防御率3.56の成績。登板数、勝利数ともに自己ワーストの数字に終わった。
 
 同年のチーム成績は、71勝68敗4分で勝率.511。粘り強い戦いを続け、3位に入った。クライマックスシリーズファーストステージでは、2位ソフトバンクから先勝。3戦全てで接戦を繰り広げたが、惜しくも1勝2敗で敗退となった。

2020年


 
開幕投手:則本昂大
対戦カード:対オリックス・バファローズ(京セラドーム大阪)
試合結果:9-1 勝利

 
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で120試合制となり、6月に開幕を迎えた2020年。開幕戦は敵地でのオリックス戦となり、則本昂が2年ぶり6度目の開幕投手を務めた。
 
 同試合の則本昂は、7回1失点の好投。8回に味方打線が一挙8点を奪い、9-1で勝利投手となった。同年の則本昂は、18試合(109回)を投げ、5勝7敗、105奪三振、防御率3.96の成績。シーズン通して先発としての役割を果たしたが、数字はやや物足りなさが残った。
 
 同年のチーム成績は、55勝57敗8分で勝率.491。惜しくも勝率5割に乗せられず、順位は4位となった。
 
 
東北楽天ゴールデンイーグルス、歴代開幕投手一覧<2005年以降>






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