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過度な期待は禁物。“素材型”佐藤輝明の成長曲線は? 阪神のドラ1ルーキーに課せられる高すぎるハードル

2021/02/14

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 阪神タイガースのドラフト1位ルーキー佐藤輝明内野手が、春季キャンプで連日アピールし、メディアを賑わせている。打撃では、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手を彷彿とさせるというようなコメントが相次いでおり、シーズンに向けて大きな期待を抱かせる。
 

 
 だが忘れてはいけないのは、佐藤輝は即戦力であること以上に、スケールの大きさ、伸びしろを評価された指名であったことだ。周囲が過度に期待し、勝手に落胆する様は、選手にとっても好ましくないだろう。未来の完成形ばかりに目がいくが、「開幕1軍」「レギュラー奪取」だって容易なハードルではない。「クリーンアップ」「新人王」となれば尚更だ。
 
 果たして佐藤輝の未来図モデルとして挙げられる強打者たちは、1年目からそのように群を抜いた成績を残していたのか。比較されるであろう選手たちの1年目をクローズアップし、佐藤輝の1年目に期待したい適正なハードルを検証してみたい。

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