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春季キャンプ2021の見どころは? 千葉ロッテは佐々木朗希が一軍キャンプ、楽天は田中将大復帰で豪華ローテ形成へ【パ・リーグ編】

2021/01/31

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 プロ野球春季キャンプが、2月1日から開始。2021年シーズンに向けて12球団が一斉に始動する。今年は4年連続日本一を達成した福岡ソフトバンクホークスら4球団が宮崎、千葉ロッテマリーンズら8球団が沖縄開催となった。キャンプインに先立って、今回はパシフィック・リーグ6球団の見どころを紹介したい。
 

 

福岡ソフトバンクホークス

 パ・リーグ優勝、4年連続日本一を達成したソフトバンク。しかし今回のキャンプでは、エースの千賀滉大投手や東浜巨投手、中心打者の柳田悠岐外野手や周東佑京内野手がけが、コンディション不良等の理由で二軍スタートと主力選手の状態が不安視される事態となっている。
 
 投手陣は千賀、東浜不在の中で先発陣のアピールに期待。注目は復活を期す武田翔太投手だ。近年は不調に苦しみリリーフにも挑戦したが、昨年はわずか7試合登板。ルーキーイヤーに8勝、2015、16年には2年連続2桁勝利を挙げた右腕が、勝負の10年目に挑む。
 
 野手陣の注目ポイントは、三塁のレギュラー争いだ。長年レギュラーを務めてきた松田宣浩内野手は、昨年打率.228と打撃不振に。本職は捕手ながら、主に右翼のレギュラーとして日本シリーズMVPにも輝いた栗原陵矢捕手も三塁挑戦。昨年ウエスタン・リーグ2冠のリチャード内野手らを含めて熾烈な競争となりそうだ。

千葉ロッテマリーンズ

 昨年の雪辱に燃えるロッテ。クライマックスシリーズ(CS)では2連敗となったものの、白熱した試合を演じるなどソフトバンクにも肉薄した。
 
 大きな注目を集めている高卒2年目の佐々木朗希投手は、2年連続の一軍キャンプ。体づくりに専念した昨年を経て、開幕ローテーション入りを狙う。また、佐々木朗と同期の横山陸人投手、育成の本前郁也投手らも一軍キャンプに抜擢。ドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰投手、同5位の河村説人投手らフレッシュな面々が揃った。
 
 野手では安田尚憲内野手、藤原恭大外野手のドラ1コンビに注目。オフの自主トレで師事したソフトバンク・柳田も2人の打力に太鼓判を押しており、さらなる飛躍に期待がかかる。また、臨時コーチとして松中信彦氏を招聘。昨年12球団ワーストのチーム打率.235に終わった打撃面の再建を任せる。

埼玉西武ライオンズ

 リーグ3連覇を目指した昨年は、3位となった西武。今年はリーグ王者の奪還、悲願の日本一に向けてスタートを切る。
 
 投手陣の課題は、先発投手の底上げだろう。来日未定の外国人選手を除くと、現時点で開幕ローテーション入り当確は昨年8勝の髙橋光成投手と、6勝の松本航投手か。有力候補には今井達也投手や先発挑戦の平井克典投手らがおり、若手の渡邉勇太郎投手や井上広輝投手、上間永遠投手らも一軍キャンプに名を連ねている。
 
 主砲の山川穂高内野手、ドラフト1位の渡部健人内野手らが二軍スタートの野手陣で注目したいのは、川野涼多内野手だ。高卒2年目ながら一軍キャンプに抜擢。松井稼頭央二軍監督が絶賛する遊撃守備を見せる有望株は、一軍デビューに向けたアピールのチャンスを得た。

東北楽天ゴールデンイーグルス

 石井一久ゼネラルマネージャー(GM)が兼任監督として指揮を執る楽天は、1月28日に田中将大投手の8年ぶり復帰が決定。石井新監督にとっては大きな戦力を獲得したと同時に、優勝への期待も膨らむ。
 
 日米通算177勝の田中将が復帰した先発陣は、豪華な先発ローテーションの形成が見込まれる。通算144勝の涌井秀章投手、132勝の岸孝之投手、85勝の則本昂大投手とエース格の4投手が揃い踏み。ドラフト1位ルーキーの早川隆久投手、同2位の高田孝一投手ら新人4投手も一軍キャンプとなっており、即戦力として期待されている。
 
 昨年24本塁打を放ったステフェン・ロメロ外野手が抜けた外国人野手は、ブランドン・ディクソン内野手、ルスネイ・カスティーヨ外野手の2人を補強した。近年の課題となっている正捕手争いでは、筆頭候補に挙げられる太田光捕手を始め、昨年途中から涌井とコンビを組んだ石原彪捕手ら4人が一軍キャンプ。堀内謙伍捕手、経験豊富な足立祐一捕手は二軍スタートとなったが、付け入るチャンスはあるだろう。

北海道日本ハムファイターズ

 栗山英樹監督体制10年目を迎える日本ハムは、オフにエース・有原航平投手がメジャー移籍。今年のスローガンに決まった『イチカラ』が表すように原点回帰のシーズンとなる。
 
 投手陣は、有原の移籍で穴の空いた先発の台頭が求められる。一軍キャンプには、ブレイクが待たれる吉田輝星投手や北浦竜次投手、先発再挑戦を掲げる金子弌大投手らがメンバー入り。固定できていないクローザーのポジションは、秋吉亮投手、長谷川凌汰投手、先発からの転向も見据える杉浦稔大投手、ドラフト1位ルーキーの伊藤大海投手らの横一線の争いが予想されている。
 
 野手陣は、三塁のレギュラー争いに注目。売り出し中の野村佑希内野手や樋口龍之介内野手、平沼翔太内野手が一軍キャンプへ。長打が魅力の横尾俊建内野手は二軍スタートとなった。

オリックス・バファローズ

 オリックスは、昨年途中から監督代行を務めた中嶋聡氏が正式に監督へ就任。オフにはロメロの復帰や、ベテランの能見篤史投手を選手兼任コーチとして獲得するなどチーム再建に向けて新たな動きを見せた。
 
 昨年クローザーを務めたブランドン・ディクソン投手は先発再転向。守護神の座は、セットアッパーを担ったタイラー・ヒギンスが有力だが、リリーフ陣の整備が急務だ。一軍キャンプには吉田凌投手や昨年ファームでクローザーを務めたK-鈴木投手、漆原大晟投手、支配下復帰の黒木優太投手らがメンバー入り。先発に頭数が揃っているだけに、新たな勝ちパターンの確立に向けた猛アピールに期待したい。
 
 ロメロの補強に成功した野手陣だが、レギュラーが確約されているのは左翼、または右翼を守る吉田正尚外野手のみ。ロメロを始めアダム・ジョーンズ外野手、スティーブン・モヤ外野手らも外国人枠を巡る競争が必須だ。注目は高卒2年目の紅林弘太郎内野手。本職は遊撃だが、空いている三塁のレギュラー奪取にも意欲を見せており、高卒3年目の太田椋内野手や宜保翔内野手、中川圭太内野手らとのポジション争いに挑む。
 
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