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内野手の送球は「シュート回転」が良い理由。名手・川相昌弘氏が語る技術論

頭を整理して、グラウンドで戦え!実践と復習の繰り返しで、ワンプレー、1打席の濃さは明らかに変わる。犠打バント世界記録を持ち、ゴールデングラブ賞を6回受賞、指導者として中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツで多くの選手を育ててきた川相昌弘が技術論、指導論を体系化した『ベースボールインテリジェンス』(川相昌弘著 12/7発売)を発売します!本書より一部を先行公開します!

2020/12/07

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スライダー回転はランナーから逃げていく

 スローイングに関して、プロに入ってから指導を受けた記憶は一度しかない。入ったばかりの頃、サードやショートからの送球がスライダー回転するクセがあった。それを気にしていた須藤さんが、一軍のピッチングコーチをされていた堀内恒夫さんに頼み、「川相のスライダー回転を直してほしい」となったのだ。今となっては、どんな教えを受けたのか覚えていないのだが……、堀内さんに教わったあとにスライダー回転が直ったことだけは記憶にある。今年のはじめ、堀内さんにお会いしたときにも、「おれが、送球の回転直してやったんだよな」という話になった。
 
 スライダー回転になると、どうしても野手は捕りづらいうえに、ランナーから逃げていく軌道になる。ショートからファーストに投げると仮定すると、スライダー回転すると外野のほうに逃げていき、シュート回転すると打者走者のほうに近づいていく。シュート回転で送球が逸れたとしても、打者走者にタッチできるチャンスは残されているわけだ。バックホームでも同じで、スライダー回転すると左バッターボックスのほうに逃げていき、ホームに突っ込む三塁ランナーから遠ざかっていく。これではノーチャンスだ。そう考えると、試合の中では少しだけシュート回転する送球が望ましい。

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