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4連覇目指すソフトバンク、下克上狙う千葉ロッテ…チーム投手成績、打撃成績比較と注目選手は?【パ・リーグCS展望】

2020/11/13

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チーム打撃成績

ソフトバンク
120試合、打率.249、979安打、126本塁打、500打点、531得点、99盗塁、81犠打、445四死球、OPS.722(長打率.401+出塁率.321)、1試合平均4.43点
 
ロッテ
120試合、打率.235、902安打、90本塁打、435打点、461得点、87盗塁、96犠打、565四球、OPS.684(長打率.355+出塁率.329)、1試合平均3.84点
 
 打撃成績でも、ソフトバンクが優勢となった。チーム打率はリーグ2位タイの打率.249だが、126本塁打はリーグトップ。最多安打も獲得した柳田悠岐外野手が29本塁打、今季大ブレイクの栗原陵矢捕手が17本塁打と強い存在感を放った。また、99盗塁も僅差でリーグトップとなったが、盗塁王を獲得した周東佑京内野手が50盗塁と、一人で半分以上を稼いだ。
 
 ロッテは、リーグ最下位のチーム打率.235、1試合の平均得点も平均失点を下回っている。注目したいのは、ともにリーグトップとなった四死球数と犠打数だ。打席で一人一人が粘りを見せて四球を勝ち取り、小技を使った攻撃を展開。工夫を凝らし、様々な攻撃パターンを見せたといえるだろう。主に下位を打つ藤岡裕大内野手が16犠打を決めただけでなく、クリーンアップを任されることも多い中村奨吾内野手も15犠打と打順を問わず重用した。

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