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埼玉西武ライオンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>

2022/12/04

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産経新聞社



第3位 スティーブ・オンティベロス

右投両打
内野手
在籍期間 6年(1980〜1985)
成績 686試合、打率.312、768安打、82本塁打、390打点、6盗塁
 
 西武を黄金期へと導いた一人、スティーブ。両打ちのヒットメーカーとして、主に3番を務めた。
 
 アメリカ合衆国出身、身長183センチ、体重84キロ。ベーカーズフィールド高から、1969年MLBドラフト6巡目(全体136位)でサンフランシスコ・ジャイアンツに入団。ジャイアンツのほかシカゴ・カブスでもプレーし、MLB通算732試合に出場、打率.274、24本塁打、224打点OPS.731の成績だった。
 
 1980年後期に西武へ移籍。当時の西武は、低迷していたクラウンライター・ライオンズを引き継いで2年目となるシーズンで、戦力はまだまだ他チームに劣っていた。だが、前年にメジャーの舞台で152試合に出場し、打率.285をマークしていた現役メジャーリーガーのスティーブは、期待通り安打を量産。65試合の出場で打率.314、16本塁打、50打点、OPS.945(出塁率.383+長打率.562)の好成績で、順位を2つ押し上げる原動力となった。
 

 
 スティーブの強みは、出塁率の高さだ。在籍6年間で3度出塁率4割超えをマーク。最高出塁数のタイトルを2回、リーグ最多安打を1度記録した。また、打率も在籍6年間で打率3割以上を5度。1984年には、自己最多となる20本塁打、101打点を挙げるなど、パンチ力も光った。加入後の西武の順位は4位→4位→1位→1位→3位→1位と常勝軍団の礎を築いた助っ人だ。

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