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野球体験イベントを通じたベイスターズの想い――ケガなく野球を楽しめる仕組みづくりを

日頃から野球振興活動に力を注いでいる横浜DeNAベイスターズ。2月には、ファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」にて、野球体験イベントを開催した。1回目:「野球経験者向け打ち放題練習」、2回目:「女子野球選手向け野球教室」、3回目:「野球未経験者向け打ち放題練習」、4回目:「大人の夜間練習」と、計4日間にわたり行われた中から、最終日の模様を中心にお届けする。

2020/03/05

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みんなが楽しめるイベントの先に……

 社会人になり兵庫県から横浜市へ引っ越して5年目の男性は、体験イベントを純粋に楽しむだけではなく、ベイスターズの取り組みにも注目していた。
 
「ずっと水泳部でした。今も運動はしていますが、野球経験はありません。ベイスターズを応援しているし、野球をやることにも興味はあるのですが、野球って一人ではできない競技ですからね。なので、今日のようなイベントがあるのはいいことだと思います。近年のベイスターズは、みんなが楽しめる企画が多く、そういった面で進んでいるなとも感じています。バッティング練習では、赤堀さんにひと言アドバイスをいただいて、打ちやすくなりました。やはりプロの方なので的確な指導をしてくださったのですね」
 
 今まで小中学生を中心としたスクールや、さまざまな都市での野球教室、ふれあいイベントなどは多く実施してきたベイスターズだが、大人の指導を行った手ごたえはどうだったのか。塚原氏に聞いた。
 
「ある時、大人をターゲットとした野球教室に触れる機会があり、『こういうのも興味深いな』と思っていました。そんな中、昨年この施設が完成し、チームがキャンプでいない2月であれば、いろいろと使えるだろうと考え、今まで手掛けたことのない大人や女子野球にアプローチをしていこうということになりました。みなさん、想像していた以上に喜んでくれていたので手ごたえはありました。それを踏まえて、今後どういったアクションを起こせばいいのか考えていきたいと思います」
 
 野球教室を“楽しいイベント”として捉える一方で、インタビューの最後にはコンディショニングのエキスパートとしての顔を覗かせた塚原氏。
 
「いちばんの思いは、ケガなく野球を楽しめる形を作りたいということ。そのためには、ケガで脱落する子ども・選手を減らし、いかに彼らの潜在能力を引き出すかが重要。正しく指導できる人間を育てていける仕組みを作らなければいけません。指導力が足らなければプロのレベルも維持できないので、そういった意味では子どもへの指導は大事です。『ベイスターズに教えてもらっている子はうまくなっているね、どんなことをやっているのだろうか?』と見に来たり、聞きに来たりしてもらえるような仕組みを我々が作れるとベストだと思っています」

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