データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



エンゼルス、10勝右腕テラーンと契約合意 大谷翔平らと先発ローテ形成、残すはFA組カイケルor柳賢振か

2019/12/20

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , ,



 ロサンゼルス・エンゼルスがアトランタ・ブレーブスからフリーエージェント(FA)となっていたフリオ・テラーン投手と契約合意した。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、伝えている。
 
 課題の投手補強がひとつ進んだ。エンゼルスはブレーブスからFAとなっていたテラーンと1年900万ドル(約9億8000万円)で契約合意。身体検査をクリアすれば、球団からの正式発表がある見通しだ。
 
 テラーンはコロンビア出者の28歳。2011年にブレーブスでデビューをすると、13年からは先発ローテーションを担った。今季は33登板で10勝11敗、防御率3.81、174回2/3を投げて162奪三振の成績をマーク。チームの2年連続地区優勝にも貢献した。
 
 投手としての特徴は何といっても安定して投球回を稼げるところ。メジャーに定着した2013年から今季まで7年連続で170回以上を投げており、14年には自身最多の221回を投げた。通算防御率3.67が示すように、安定感の高さはMLBでも一級のレベルだ。
 
 直球の平均球速は89.9マイル(約144キロ)と速球派ではないものの、直球とツーシームを軸に、決め球のスライダーやカーブ、チェンジアップなどを操り、打者を翻弄。フライアウト率が高いが、一発によって大崩れすることも少ない。
 
 エンゼルスにとってはトレードで加入した左腕ディラン・バンディ投手に続く大きな先発補強となった。イニングを多く稼げるバンディとテラーンがローテーションにいることで、シーズンを通しての投手起用も見通しがつくだろう。
 
 現状では彼ら2人に続いてアンドリュー・ヒーニー投手、グリフィン・キャニング投手、そして二刀流復帰予定の大谷翔平投手らがローテ入りする見込み。ポテンシャルには満ちた陣容だが、欲を言えばエース級の投手を獲得したいところだ。
 
 今季は動きの早いFA市場だが、15年サイ・ヤング賞のダラス・カイケル投手、今季最優秀防御率(2.32)の柳賢振投手らエース級の先発左腕2人がまだ残っている。特にカイケルは獲得候補として挙げられており、今後の動向に注目が集まる。




  • 記者募集