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西武・増田達至が守護神に返り咲いた理由とは。増井浩俊・山﨑康晃にも共通するクローザー的思考からの解放

埼玉西武ライオンズの増田達至投手が北海道日本ハムファイターズ戦(7日、東京ドーム)で今季初セーブをマークした。昨季は2軍降格など苦しいシーズンを過ごしたが、今季は6登板で防御率1.29(18日時点)と抜群の安定感を誇る。9回のマウンドに帰ってきた男は、昨季までと比べてどのように変わったのだろうか。

2019/04/19

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クローザーに返り咲いた4月7日

 試合前から予定に入っていた“役目”ではなかった。
 
 4月7日の日本ハム戦。「あるかもしれない」から「逆転したら行く」と増田達至に伝わったのは9回表の攻撃が始まる前のことだった。2点ビハインドからランナー2人を置いて外崎修汰が逆転の3点本塁打。その時に、本当に声がかかった。
 
「最初から9回に投げると決まっていたわけではないので急遽ではありますけど、8回に(9回からの登板が)あるかもしれないと言われていたので、気持ちを入れていました。その中で9回から行けと言われたので、特に問題はなかったです」
 
 いつ話を聞いても変わらぬ語り口は、増田達至がクローザーに向いていると思える理由の一端だ。開幕はセットアッパーとして迎えたが、本職・クローザーへの返り咲きにも淡々と自分のピッチングを押し出し、しっかりと試合を締めた。

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