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2019年の工藤監督はいかに? 野村克也氏「監督は試合中に喜怒哀楽を出すものではない」

未来のプロ野球選手を夢見る選手を教える指導者はどのような知識を備えるべきか、そしてどのような指導をすべきか。4月12日に発売された野村克也元監督の最新刊「指導者のエゴが才能をダメにする ノムラの指導論」から一部抜粋で公開する。

2019/04/17

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ソフトバンク失速の原因は?

 2018年シーズンの日本シリーズ優勝チームはソフトバンクだった。だが、ペナントレースは西武に次ぐ2位。シーズン前は優勝候補の大本命に挙げられながら、まさかの大失速をした。誰もがソフトバンクがペナントを逃すとは考えられなかったはずだ。
 
 だが、ソフトバンクがシーズン途中で低迷した原因はハッキリしている。1つはチーム全体の油断、もう1つは監督である工藤公康の采配とベンチ内での振舞いに尽きる。
 
 まず昨季のリーグMVPに輝いたデニス・サファテが、股関節のケガを理由に早々と戦線離脱した。彼は昨年の契約更改で、3年総額20億円の複数年契約を結んだばかりだ。以前から指摘しているが、大型契約を勝ち取った選手は、そのほとんどが契約の最終年しか活躍していない。サファテも例外ではなく、この法則にあてはまってしまうのかもしれない。
 
 話はこれだけでは終わらない。昨季のソフトバンクはあまりにもケガ人が多すぎた。和田毅、五十嵐亮太、岩嵜翔、ロベルト・スアレス、内川聖一、今宮健太、東浜巨と、投手、野手と関係なく故障者が続出した。これも「優勝候補の大本命」と解説者からお墨付きをもらったこと、17年シーズンに大勝ちしたことによる油断があったとしか思えない。

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