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野村克也氏が指摘する、巨人・小林が正捕手になるために必要なスキル

未来のプロ野球選手を夢見る選手を教える指導者はどのような知識を備えるべきか、そしてどのような指導をすべきか。4月12日に発売された野村克也元監督の最新刊「指導者のエゴが才能をダメにする ノムラの指導論」から一部抜粋で公開する。

2019/04/16

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巨人の正捕手は誰?

 多くの巨人ファンは今、こんなことを考えているのではないだろうか。
 
「巨人の首脳陣は、いったい誰を正捕手に据える気なんだろうか」―― 。
 
 2018年の開幕時の正捕手は小林誠司だった。それがシーズンが進んでいくと、大城卓三、宇佐見真吾を併用していくことが多くなった。2019シーズンはここに加えて、FAで西武から炭谷銀仁朗を獲得し、阿部慎之助も捕手に戻ってプレーすることになった。5人もレギュラー候補がいては、「いったい誰を……」という気になってしまうのも仕方のないことだ。
 
 なかでも小林は2016年、17年と2年連続して巨人の正捕手として試合に出場した。その魅力は、二塁まで矢のような送球が投げられる肩の強さ。盗塁阻止率は12球団でナンバーワンとなり、総合力を含め投手陣の信頼を得たかのように思えた。
 
 しかし、首脳陣は小林を正捕手としてまだまだ信頼していなかった。「彼には正直、まだまだ不満がある」と高橋由伸前監督ですら、そう語っていた。

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