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マリナーズが終盤の一発攻勢で巨人との接戦制す イチローは3打数無安打も守備で強肩披露

2019/03/18

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OP戦含め24打席連続無安打で20日の開幕戦へ

<シアトル・マリナーズ 6―5 読売ジャイアンツ>

 マリナーズと巨人の「2019 MGM MLB 開幕戦 プレシーズンゲーム」が18日に東京ドームで行われ、マリナーズが6-5で接戦に勝利。2日連続「9番・右翼」で先発出場したイチロー外野手は3打数無安打に終わった。
 
 マリナーズは0-1と1点を追う4回、巨人2番手の坂本工宜投手に対してオマー・ナルバエズ捕手とティム・ベッカム内野手のタイムリー安打で3-1と逆転。この日が東京ドーム初登板となった24歳右腕を攻略する。
 
 一方の巨人も負けてはいない。直後の攻撃で2010年のサイ・ヤング賞右腕フェリックス・ヘルナンデス投手に対して、亀井善行外野手、田中俊太内野手のタイムリー安打、そして炭谷銀仁朗捕手の犠飛で一挙4得点。5-3と再逆転に成功した。
 
 イチローは、3回の第1打席に坂本工の前に一ゴロに倒れたが、その後の守備で魅せる。無死二塁のピンチで田中俊が放った右飛を捕球すると、三塁へタッチアップを狙った二塁走者のアレックス・ゲレーロ外野手を刺すべく三塁へ強烈な“レーザービーム”の送球を投げ込み進塁を許さず。観衆、両軍のベンチを大いに沸かせた。
 
 4回の第2打席では、左腕・戸根千明投手に対して127キロのスライダーに手が出ず見逃し三振を喫し、7回の第3打席では桜井俊貴投手の140キロの速球を打ち上げ中飛に倒れた。この日のイチローは3打数無安打で、米国でのオープン戦を含めて24打席連続無安打となっている。
 
 マリナーズは、イチローが倒れた後に2番のミッチ・ハニガー外野手が左中間へ特大の同点2ラン本塁打を放つと、続く8回に途中出場のデビッド・フレイタス捕手がソロ本塁打を放って6-5と勝ち越しに成功。リリーフ陣がこのリードを守って勝利を収めた。マリナーズはシーズン開幕前最後の試合を良い形で締めくくり、20日から始まるオークランド・アスレチックスとの開幕戦に臨む。