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9回2死からクリス・デービスが同点3ラン! 日本ハムとアスレチックスは6-6で引き分け

2019/03/18

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<オークランド・アスレチックス 6 ― 6 北海道日本ハムファイターズ>
 
 日本ハムとアスレチックスの「2019 MGM MLB 開幕戦 プレシーズンゲーム」は6-6で引き分け。アスレチックスの主砲クリス・デービス外野手が3点本塁打を放ち、最終回に4点を追い付いた。
 
 アスレチックス先発のブレット・アンダーソン投手は5回、76球を投げて被安打3、与四球2、奪三振4、2失点と好投。動くボールを軸に投球を組み立てた。しかし、内野の3個のエラーなどの守備の乱れもあり、その後の中継ぎ陣は波に乗り切れなかった。
 
 序盤の打線は繋がらず、2回にスティーブン・ピスコッティ外野手の本塁打で先制してからは6回まで無得点。7回に1点を返し、4点ビハインドで迎えた9回には日本ハムのバッテリーエラーでまず1点を挙げた。さらに2死一、二塁となると、今日ここまで2三振を含む4打数無安打とブレーキになっていた4番デービス。初球を完璧に捉えて左翼席に同点3点本塁打を叩き込んで見せた。
 
 日本ハム先発の斎藤佑樹投手は2回を投げ、先制の本塁打を浴びたが要所を締めて1失点。その後は井口和朋投手、加藤貫之投手、秋吉亮投手が6回までの無失点リレーを見せた。7回に登板した宮西尚生投手は1点を失ったが、その後は浦野博司投手が8回を無失点。しかし、最終回を任された石川直也投手がリードを守れなかった。
 
 一方の打線は3回裏に相手のエラー絡みで同点に追いくと、5回にはエラー、盗塁、犠打、スクイズと無安打で1点を勝ち越した。6回には王柏融外野手の適時二塁打など、7回には横尾俊健内野手・石井一成内野手の適時打でともに2点ずつを追加する堅実な攻撃を見せた。スモールベースボールを体現し、シーズンに向けて攻撃の形が見えてきた。
 
 コツコツと得点した日本ハムに対し、豪快な本塁打で一気に得点を挙げたアスレチックス。土壇場で主役の座をさらったのは、昨季のMLB最多本塁打男・デービスだった。