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中日・松坂のファン接触による負傷、米でも報道 多くの故障経験も「今回ほどのものはない」

2019/02/13

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春季キャンプで起こった“悲劇”に米メディアも驚き

 中日ドラゴンズの松坂大輔投手が、現在行われている春季キャンプでファンと接触し右肩を痛めたことについて、米スポーツサイト『ESPN』が12日(日本時間13日)に伝えている。
 
 松坂は、中日に移籍して今季が2年目。昨季は11試合の登板で6勝4敗、防御率3.74と復活への道を再び歩み始めた。しかし、今年2月から始まった沖縄での春季キャンプで思わぬ悲劇が襲った。
 
 同サイトでは、「松坂はキャンプの合間にファンと交流した際に、ファンが松坂の利き腕である右腕を引っ張り、右肩に痛みを覚えた」と報道。診断の結果「右腕の炎症」が分かり、これを受けてチームは松坂に当面の間の投球を禁止させたという。
 
 松坂は、これまでMLBや日本球界復帰後に多くの故障を抱えてきたが、同サイトは「今回ほどのものはない」と断言。ファンとの接触で選手が負傷したことを、過去の故障よりも大きな問題であるとの見方を示している。
 
 高校時代は横浜高で甲子園春夏連覇(1998年)という偉業で沸かせ、NPBでは埼玉西武ライオンズで日本一(2004年)、そしてMLBではボストン・レッドソックスで世界一(2007年)と、熱投とともに幾多のドラマを生んできた松坂。多くの苦難を経て復活への道の途中、米メディアでも報道された今回の“事件”は、今後国内外の野球界にどんな影響を与えることになるのだろうか。