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英語でコミュニケーション!チームに“教師”が帯同するベイスターズ

横浜DeNAベイスターズは現在、チームに英語教師を帯同させ、主にスタッフを対象にレッスンを行っている。そのユニークな取り組みは、まさに“世界標準“へ突き進む、球団の姿勢そのものといえよう。

2019/01/23

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初来日は98年。ベイスターズとの縁

 朗らかな笑顔に、優しい声のトーン。米カリフォルニア州出身の日系4世である平川ブライアン氏は、昨シーズンからDeNAベイスターズの職員となり、マネージャーや広報などチーム付きのスタッフに日々英語をレッスンしている。
 
「非常にやりがいのある、楽しい仕事ですね」
 
 平川氏は充足感いっぱいにそう語った。
 
 球団が英語教師を招いた理由を、チーム統括本部の萩原龍大本部長は、スタッフに英語教育を促すことで外国人選手とのコミュニケーションはもちろんのこと、スキルアップや今後のキャリアを考慮してのことだと語っている。世界のクラブスポーツシーンを見渡せば、その多くが多国籍の人々によって支えられ、当然英語は共通語となる。DeNAベイスターズとしては世界基準に突き進むといった意思の表れだと言ってもいいだろう。
 
 2年半前に平川氏は日本人である夫人とともに来日。アメリカにいるときは高校の数学教師をしていたという。来日後も平川氏は教師を続けていたが、球団が英語教師を探していることを夫人が知り、応募したのだそうだ。
 
「ベイスターズの仕事と聞いて、これしかないと思ったんですよ」
 
 じつは平川氏とベイスターズには少なからず縁がある。21年前の1998年に平川氏は日本に初来日しているのだが、その際に横浜に観光に行ったという。季節は秋。そう、1998年はベイスターズがリーグ優勝と日本一になったメモリアルイヤーである。
 
「横浜駅に着いたら、たくさんの人が大型モニターを見ながらベイスターズを必死に応援しているんですよ。ベースボールは大好きでしたし、その様子を見て私も感化され大ファンになりました」
 
 余談だが、英語教師を務めるようになり、1998年当時現役だった進藤達哉編成部長やアナリストの横山道哉と会ったときは感動したという。

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