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巨人、NPB復帰の岩隈久志が入団会見 日米通算170勝右腕「若手の手本になれるプレーを」

2018/12/20

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 読売ジャイアンツは、今季までシアトル・マリナーズに所属していた岩隈久志投手と来季の契約を結んだと発表した。背番号は「21」となる。球団公式サイトが19日、入団会見の模様を伝えている。
 
 岩隈は、堀越高から1999年ドラフト5位で、大阪近鉄バファローズ(現オリックス・バファローズ)に入団。2004年には、15勝2敗の成績で最多勝、最高勝率の投手二冠に輝いた。同年オフ、球界再編の波を受け、新規参入球団である東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。2008年には21勝を挙げてタイトルを総なめにするなど、絶対的エースとして君臨し、チームの礎を築いた。
 
 米大リーグ・マリナーズ移籍後も高い勝率は変わらず、初年度に9勝を挙げた。渡米2年目の2013年には、14勝6敗、防御率2.66と圧巻の成績を残し、その名をメジャーに轟かせた。その後もコンスタントに数字を残したが、右肩を故障した2017年に手術を経験。同年5月3日以来、メジャーのマウンドから遠ざかっていた。
 
 通算成績は、NPBで226試合に登板し、107勝69敗、防御率3.25、MLBで150試合に登板し、63勝39敗2セーブ、防御率3.42としている。
 
 球団公式サイトによると、故障した右肩については、「だいぶ思うようなボールが投げられるようになった」という。今季、マイナーで2度のリハビリ登板を重ね、経過は順調にきているようだ。岩隈は、「メジャーでつちかった経験を生かし、若手の手本になれるプレーをしたい」と、新天地での貢献を誓っている。