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ドラフト、球団別補強ポイントは? 5年後の陣容から探る指名すべき選手<阪神・中日・DeNA>

2018/10/19

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 プロ野球ドラフト会議が25日に開催される。今年も大阪桐蔭の藤原恭大や根尾昂、金足農の吉田輝星ら注目選手が目白押しだ。各球団はどんな選手を獲得したらいいだろうか。
 
 ドラフト会議は、数年後のチーム編成を見据えた指名が重要だ。現在のローテーション、ラインアップの陣容は5年後いかに変化するかを考え、補強ポイントを探る。
 
 ドラフト注目選手<投手編><野手編>と合わせて、読者・ファンの方々には各球団の指名すべき選手を考えながらドラフト会議を楽しんでもらえたらと思う。
 
 今回はセ・リーグの阪神、中日、DeNAの3球団の補強ポイントを挙げる。※カッコ内は2018年・2023年の満年齢。
 
 

阪神タイガース

補強ポイント 軸となるエース候補、左腕投手/スラッガー
 
<現在ローテ>    <5年後>
メッセンジャー(37歳) 藤浪晋太郎(29歳)
小野泰己(24歳)    岩貞祐太(32歳)
秋山拓巳(27歳)    秋山拓巳(32歳)
岩貞祐太(27歳)    青柳晃洋(30歳)
青柳晃洋(25歳)    横山雄哉(29歳)
才木浩人(20歳)    小野泰己(29歳)
       
<中継ぎ>      
藤川球児(38歳)    才木浩人(25歳)
桑原謙太朗(33歳)   高橋遥人(28歳)
岡本洋介(33歳)    岩崎優(32歳)
岩崎優(27歳)     馬場皐輔(28歳)
      
<セットアッパー>     
能見篤史(39歳)    歳内宏明(30歳)
 
<抑え>
マテオ(34歳)     石崎剛(33歳)
 
 昨季2位から最下位に転落した阪神。指揮官交代にまで至ったが、前監督の采配について疑問点は少なくなかった。チームの再建はドラフト戦略からやり直すべきだろう。
 
 昨季と今季では、ローテーションのメンバーや優先順位が大きく変わった。藤浪晋太郎の名も入れておいたが、昨季のエース格・秋山拓巳を含め、来季以降のメンバーになるかは不透明だ。補強ポイントとしたいのは、チームの軸としてまわる大エースの存在だ。左腕投手もやや少なめだ。その点も考慮したい。
 
<現在のラインアップ> <5年後>
1(二)糸原健斗(26歳)   (二)糸原健斗(31歳)
2(遊)北條史也(24歳)   (遊)北條史也(29歳)
3(右)福留孝介(41歳)   (左)高山俊(30歳)
4(左)糸井嘉男(37歳)   (三)大山悠輔(29歳)
5(一)ロサリオ(29歳)   (一)陽川尚将(32歳)
6(三)大山悠輔(24歳)   (右)中谷将大(30歳)
7(中)俊介(31歳)     (中)島田海吏(27歳)
8(捕)梅野隆太郎(27歳)  (捕)梅野隆太郎(32歳)
 
 金本知憲・前監督が就任時に掲げた「超変革」のプラス効果もあり、野手陣の名前は1、2番、主軸候補とたくさんでてくる。いかにメンバーを固めていくかだろう。しかし、一方で、糸井嘉男、福留孝介が固めた3番を打てる外野手の層が薄い。糸井、福留タイプのスケールのある打者の指名を検討すべきだ。

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