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三つ巴のパ・リーグ首位攻防の行方は。“優勝争い第1ラウンド”の連戦、きょう幕開け

 混戦を極めるパ・リーグのペナントレース。各チームは20試合前後を残し、シーズンは佳境に入る。上位3チームは、5.5ゲーム差内で優勝を争っている。きょう14日から“優勝争い第1ラウンド”とも言える勝負の連戦が始まる。順位に変動はあるのか。

2018/09/14

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全6戦ビジターのソフトバンク、左打者対策は盤石の態勢

 2位・ソフトバンクは6連戦すべてビジターとなる。
 
 15日からの西武3連戦は少なくとも2勝1敗と勝ち越したいところだ。8月の月間MVPを受賞した千賀滉大が先陣を切るだろうか。プロ初勝利を西武から挙げた育成出身の大竹耕太郎、前回の西武戦で8回までノーヒットピッチングだったミランダの左腕2人で西武打線を崩しにかかりたい。中継ぎ陣ではモイネロが復帰し、25試合連続無失点のリリーバー・嘉弥真新也と左打者対策は盤石と言える。
 
 打線は、1番に入ることが多い牧原大成が好調をキープ、4番・柳田悠岐の状態も良く、グラシアル、中村晃、今宮健太と役者がそろっている。
 
 地震の影響から本拠地開催が中止になっていた日本ハムは、ようやく北海道での戦いに挑む。日数が空いている分の難しさはあるが、コンディション面のプラス要素と考えたい。
 
 14日からのオリックス4連戦の後は、西武と2連戦、ソフトバンク戦と大事なゲームを控えている。西武戦は、前回登板で好投した加藤貴之、堀瑞輝の両左腕をあててくるか。ソフトバンク戦4勝のエース格・上沢直之をどこに持ってくるか。オリックス戦を飛ばしてソフトバンクに当てるのもよいが、来週末にも再び対戦があるため、無理はしないだろう。
 
 7連戦中5戦が札幌ドームでの戦いというのは好影響だが、西武2連戦のビジターを挟む。連戦の合間に移動が多くなってしまうのはやや難しいところ。特に試合間隔があいている中、打線はどうアジャストしていくかが鍵になる。
 

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