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餃子、オリジナルビール……DeNAが目指す、ハマスタグルメ改革

横浜DeNAベイスターズとなってから、球団はオリジナルグルメの開発・販売に力を注いできた。今シーズンから発売している『ベイ餃子』は好評、球団オリジナル醸造ビールも充実している。オリジナルグルメ開発の背景に、球団のどのような思いが込められているのだろうか。担当者に話を聞いた。

2018/07/25

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横浜DeNAベイスターズ



スタジアム内からスタジアム外へ

 また今季からは、アルコールを飲めない人や女性、子どもたちにもハマスタグルメを楽しんでもらいたいと、球団オリジナルスイーツも充実させた。若手選手たちが青星寮で食べているナタデココ入りのフルーツヨーグルトにグラノーラが入った『青星寮フルーツボウル』、ベイスターズ・ドッグとはまた違うこだわりのパンで挟んだ『フルーツドッグ』、球場外の「BALLPARK COFFEE」で好評だったソフトクリームをリニューアルしたコーヒー味の『BALLPARKソフト』などをラインナップした。まさに女性や子どもの来場者が増えた近年の傾向とリンクするように、球団オリジナルフードは確実な進化を遂げている。
 
 球団創設年のオフから掲げている『コミュニティボールパーク』化構想を推進しているDeNAだが、浦田さんは飲食分野において横浜スタジアム内における更なる充実はもちろん“スタジアム外”での広がりも視野に入れている。そのカギとなるのが球団の掲げる『横浜スポーツタウン構想』の拠点となる『THE BAYS』の中にあるカフェ『&9(アンド・ナイン)』だ。
 

 
「横浜という街の中で自分たちが作り上げた飲食をどのように広げていくかというのが次のステップだと考えています。特にその出発点となる&9に関しては、自分たちの強味を出すためにこの3月からクラフトビアバーを併設しました。球団オリジナル醸造ビールはもちろん最大20種類の美味しいビールを用意しているので、ぜひファンの人だけでなく、近隣住人やビジネスマンの方にも楽しんでもらいたいと思っています」
 
 球団オリジナル醸造ビールに関しては、横浜スタジアムがある横浜市中区を中心に、横浜駅周辺など楽しめる店舗が増えてきている。プロ野球球団としての領域を超えたDeNAのチームと地域をつなぐアプローチは、日々とどまることを知らない。

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