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村田を待ち受ける茨の道。なぜNPB球団は敬遠したのか? 植え付けられた的外れな悪評

村田修一内野手がルートインBCリーグ栃木ゴールデンブレーブスに入団することが5日、発表された。昨年10月の自由契約以降、他のNPB球団でプレーすることを模索してきたが、独立リーグへの所属を決断。NPB復帰にはどんな道が待ち受けるのか。

2018/03/06

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村田にとっての不幸はマギーの加入

 ところが、村田にとって不幸だったのは昨季、ケーシー・マギー内野手が加入したことだ。
 
 ポジションがともに三塁でかぶってしまうマギーに弾き飛ばされる格好で2017年シーズンは開幕からしばらくの間、ベンチスタートを強いられた。
 
 これは一部のメディアによって格好の火種として取り上げられ、さも「村田=不満分子」のように書き立てられたのは記憶に新しいところ。そしてテレビカメラ、あるいは写真カメラマンによって集中的に撮られるベンチの村田は本人がそう思っているか否かは別にして面白おかしく「ムッとしているように見える姿」ばかりがクローズアップされ、まるで横浜時代の“お山の大将”が再び顔をのぞかせ始めたかのようなイメージを世間に与える流れになってしまった。
 
 こうした一連の報道が村田に対する誤った印象を生み出す大きな要因につながったのではないかと考える。
 
 残念なことにNPB球団関係者の中からは「村田は確かに高い能力を持っているが我が強く、チームプレーが出来ない」などといった的外れの悪評もチラホラと聞こえてくる。
 
 だが、村田はそのような男ではない。
 
 もし最悪のシナリオとしてこのままNPB復帰が叶わなかったら、彼は勝手に植え付けられた大きな誤解によって志半ばでフェードアウトすることになってしまう。そんな悲劇の主人公にはなってほしくない。

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