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中日入団の松坂、知られざるSBの怒り。怪物復活か世間の笑い者か…己の力を示すのみ

中日ドラゴンズに入団し、球界の注目を集める松坂大輔投手。福岡ソフトバンクホークスでは大型契約を結びながら、3年で1軍登板は1試合だった。自身初のセ・リーグの舞台で“怪物”は復活できるのか。

2018/01/30

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SBとは雲泥の差、裸一貫の再スタート

 今度こそ復活できるのか。松坂大輔投手が中日ドラゴンズの入団テストを受け、合格。沖縄・北谷球場で行われている春季キャンプ先乗り組の自主トレに早速合流し、汗を流している。
 
 各メディアでも報じられているように8歳年下の大野雄大投手からあいさつの際にふざけて「ダイスケ!」と呼びかけられ、周囲が爆笑に包まれる中、松坂本人も笑顔を見せるなど新天地に早くも溶け込んでいる様子だ。
 
 中日とは推定1500万円プラス出来高払いの1年契約。ソフトバンクと3年12億円(推定)の大型契約を結んでいた昨季までの待遇とは雲泥の差だ。
 
 裸一貫の再スタートと言えば聞こえはいいが、新天地で迎えるプロ18年目の今季は背水の立場に置かれている。ホークスでは右肩の故障などコンディション不良に悩まされ続けて在籍3年間での1軍登板は2016年10月の僅か1試合のみに終わり、まったく戦力にならなかった。
 
 3シーズンに渡って満足に1軍登板を果たせていないにも関わらず、拾ってくれた中日に対して松坂は感謝してもしきれないだろう。
 
 いずれにせよ松坂は今年こそ是が非でも1軍の戦力にならなければいけない。獲得にゴーサインを出した森繁和監督、そして中日入りの橋渡し役となったとささやかれている「デニー」こと友利結国際渉外担当の2人は自身が西武ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)時代にそれぞれ投手コーチ、先輩投手として同じ釜の飯を食べた間柄だ。
 
 両者の恩義に応える意味でも、もうソフトバンク時代のような“投げる投げる詐欺”だけは繰り返すわけにはいかない。

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