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【春季キャンプ見どころ・中日】求められる戦力の底上げ。「投手王国」復活へ、楽しみなエース候補とは

2月1日からプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートする。大物ルーキー、新外国人、フリーエージェント(FA)移籍など新加入の選手に注目が集まるが、それぞれのチームがシーズンを勝ち抜くためのポイントはどこか。

2018/01/30

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核見当たらず、選手層の厚みいかにつくるか

 松坂大輔の加入でキャンプ前の話題を独占している中日ドラゴンズ。昨季は5位に沈み、投打ともに戦力の厚みが必要だ。
 
 まず主砲・ゲレーロが抜けたという不安要素に加え、核となる選手が見当たらないのが現状だ。
 
 捕手はFAで獲得した大野奨太、けがから復帰した大島洋平、平田良介が無事に戦力になると仮定して、昨季の新人王・京田陽太、ビシエドといった名前が挙がるが、二塁と三塁のポジションはレギュラーと呼べる選手がいない。いかに選手層の厚みを作っていくかキャンプの課題だ。
 
 二塁手はベテランの荒木雅博、亀沢恭平、三塁手は福田永将、堂上直倫などが候補になるが、ここに名前が挙がるべきなのは高橋周平だ。2011年ドラフト1位で入団したスラッガーはいまだにレギュラー獲得に至っていない。トレード候補にあがる報道もしばしばで、FAで選手を獲得の際には、「人的補償漏れのビッグネーム」と話題にされるほどだ。
 
 もともと高校時代からしっかりと振り切れるスイングが特徴だが、チームスタイルにまったくハマっていないのが現状だ。チームが投手陣を軸として、守備を重視していくなら、堂上たちがレギュラーとなっていく。それでもやはり高橋の存在は気になるところだ。

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