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オリックス・平野、Dバックスと2年契約で合意と報道 米国で守護神の可能性も

2017/12/22

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 オリックス・バファローズから海外FA権を行使して米球界移籍を目指していた平野佳寿投手は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと2年総額600万ドル(約6億8000万円)で契約合意したと地元紙「アリゾナ・セントラル」など複数米メディアが報じた。
 
 同紙では、今後はメディカルチェックを経て正式な合意に至ると報じられている。
 
 ダイヤモンドバックスは守護神のフェルナンド・ロドニーがFAとなって退団しており、守護神の座が空白となっている。そのため、キャンプではブラッド・ボックスバーガー、アーチー・ブラッドリーと守護神の座を争うことになると見られている。
 
 担当スカウトは「彼は90~94マイルの速球を持ち、空振りを誘うことの出来るスプリットもある。マウンドでの駆け引きにも長けており、どのような状況でも落ち着いて投球ができる」と平野を高く評価している。
 
 また、ダイヤモンドバックスには傘下マイナーに中後悠平投手が所属している。トーリ・ロブロ監督も元ヤクルト助っ人と日本野球に理解のある指揮官だ。慣れない異国の地でも、彼らが平野の力となってくれることは間違いなさそうだ。
 
 今季のダイヤモンドバックスはナ・リーグ西地区2位となったが、投手陣に不安を抱えポストシーズンでは地区シリーズでロサンゼルス・ドジャースに敗れ2001年以来となるワールドシリーズ制覇を果たせなかった。投手力に不安があるだけに、まずは春季キャンプで結果を残して開幕メジャー入りを果たし、ブルペン陣を支えてチーム浮上に貢献したいところだ。