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【日本シリーズ第1・2戦展望】パ王者・ソフトバンク、日本一に死角なし。“下克上”DeNA、攻撃野球で乱打戦へ

プロ野球の日本シリーズが28日から始まる。圧倒的な強さでパ・リーグを制した福岡ソフトバンクホークスとセ・リーグ3位から下克上で進出した横浜DeNAベイスターズが雌雄を決する。

2017/10/28

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DeNAの勝機は乱打戦にあり

 対するDeNAは、CSファースト、ファイナルとも総力戦で戦ってきた。
 
 ファイナルでは先発の今永昇太や濱口遥大を中継ぎに回すなどのスクランブル登板を駆使して、下馬評を覆した。
 
 しかし、広島には左腕不足、鈴木誠也やエルドレッドの離脱で生まれた“穴”があった。そこに付け込んだラミレス監督の采配は見事だが、ソフトバンク相手にはそう上手くいかない。あれだけの選手層、プライドを持って戦ってくるのだ。
 
 その中で勝機を見出すとすると、アグレッシブに戦い、乱打戦に持ち込むかしかない。
 
 幸い、今回の両チームのホームスタジアムはホームランの出やすい球場として知られる。
 
 もともと、DeNAには梶谷隆幸以外は盗塁ができる選手がおらず、細かい野球が得意でない。緻密な戦略を駆使していくという戦い方はいまさら見られないだろう。そう考えると、ボールに対して、アグレッシブにコンタクトしていく、ヒット一本で先の塁を狙う。ラミレス監督が就任時から目指してきたスタイルを前面に出していくしかない。
 
 専守防衛ではなく先制攻撃。5点取られても、6点を取りに行く。9失点なら10得点だ。ソフトバンクにはクローザー・サファテなど、終盤に好投手が控えているだけに、そこへの勝負に持ち込ませず乱打戦に持ち込むことで勝機を見出したい。
 
 キーポイントになるのは打順をどう組むかだ。
 
 シーズン中に67試合を戦った「3番・筒香」も一つの手だが、ソフトバンクにはモイネロや嘉弥真新也ら左打者にぶつける左腕がいる。打線に左が並ぶようなことができないのはため、思い切った作戦が必要だろう。それこそ「2番・筒香」もありではないか。打席を多く立たせたい順番にオーダーを組む、あるいはCSで活躍を見せた乙坂智の抜擢も考えたいところだ。
 
 絶対王者のPride VS 最強のチャレンジャーのアグレッシブベースボール。
 
 第1戦はヤフオクドーム、18時30分にプレイボールだ。

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