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王者ソフトバンク、日本一奪回へ。CSファイナル、鍵握る大躍進のエースと復活の4番

プロ野球は18日、セ・パ両リーグでクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まる。パ・リーグ王者の福岡ソフトバンクホークスは、本拠地にファーストステージを“下克上”で制した東北楽天ゴールデンイーグルスを迎える。

2017/10/18

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チーム引っ張る主将・内川、指揮官は4番を明言

 指揮官は“4番・内川”を明言した。「状態も上がってきているし、集中力、このCSにかける思いも伝わってくる。顔を見てもイキイキしているし、コーチ陣もそう感じてくれているのでは」と期待を寄せる。
 
 首の痛みと左手親指の骨折により二度戦列を離れて、73試合の出場にとどまった内川聖一は決戦を前にこう語った。
 
 「ここに来て何かが変わることはない。明日の試合で100パーセントを出せるようにやるだけ。(自身の状態は)復帰してから思ったよりすんなり試合に入れた。順調に来ています。(骨折した指は)プレーに支障はない。シーズン中にできなかったことをCSで出していきたい」
 
 リーグ優勝の瞬間をグラウンドで見届けられなかった悔しさがある。9月30日に昇格すると即スタメンでタイムリーを放って、シーズン最後の2試合では4番に復帰した。勝ち上がるためには「チーム全員が一年間やってきたことをしっかり出すことが重要。去年負けた時点から日本一を目指してやってきた。その思いを一つにCSを突破し、日本シリーズへ行きたい」と、キャプテンとして再び先頭に立つ。
 
 チーム全体がいい状態で短期決戦を迎えようとしているが、不安要素も残っている。右脇腹を痛めている柳田悠岐が間に合っていない。「よくなってきているが、まだ痛みがあると聞いている。その中で4番の内川くん、その前後が大事になってくる」と工藤監督。
 
 そこに当てはまるのが、最多本塁打(35)と最多打点(103)二冠のデスパイネだ。「今は絶好調。万全の状態で入れると思う」とニヤリ。シーズン同様、打線を盛り上げてくれるに違いない。
  
 「短期決戦ではあるけど、シーズンで全チームに勝ち越してきた自信と優勝した誇りをしっかり持って戦うべき。一つも負けるつもりはない」
 
 工藤監督はそう言って前日練習を終えた。日本一奪回へ向け、日本シリーズ出場を3連勝で決めたい。

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