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日本ハム一筋20年の飯山が引退表明。東京ハム時代に所属していた選手も残り少なく

2017/09/15

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 北海道日本ハムファイターズの飯山裕志内野手(38)は、15日に今季限りでの現役引退を表明した。飯山は鹿児島・れいめい高校を経て1997年のドラフト4位で日本ハムに入団。飯山は2001年に初出場を果たすも、プロ初安打は8年目となる2005年だった。また、プロ初本塁打は13年目の2010年と、打撃では芽が出なかったが守備でチームに貢献した。
 
 プロ20年間でレギュラー定着は果たすことはなかったが、内野ならどこでも守れる高い守備力を武器にスーパーサブとして出場を続け、外野手としての出場も通算18試合と献身的にチームを支えた。
 
 飯山の引退により、北海道移転前の2003年まで東京ドームを本拠地としていた時代に日本ハムに所属していた現役選手は、武田久・田中賢介・小谷野栄一(オリックス)・實松一成(巨人)の4名となる。また、2002年に新人王を獲得した正田樹投手も四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツに所属して野球選手の道を歩み続けている。
 
 また、東京時代を知る唯一の現役投手である武田久も今季限りの退団が濃厚で、飯山の引退によって東京時代を知る日本ハム生え抜き選手は田中のみとなりそうだ。しかし、田中は2013年から米球界に挑戦し、2015年から再び日本ハム所属となったため、東京時代から一貫して日本ハムに在籍している選手は0となる。
 
 武田は10月で38歳、小谷野も10月で37歳を迎え、田中と實松も36歳と、残りの東京ハム戦士たちも全員ベテランの域に入っている。
 
 小谷野と田中はベテランながら1軍で試合に出場し続け、来季も現役続行が濃厚だが、實松は開幕からチームに帯同しつつも14試合の出場にとどまり、現在は小林誠司・相川亮二・宇佐見真吾に1軍の出場枠を奪われ、8月3日に登録抹消されてからは1軍から遠のいてしまっている。
 
 ベテラン捕手として経験豊富な實松だが、2014年以降は毎年20試合近くの出場にとどまっており、今季オフに動きがあってもおかしくない状況となっている。
 
 飯山の引退によって、ダイエー戦士・近鉄戦士・ブルーウェーブ戦士のように数を減らすこととなった東京ハム戦士。長い間球界で活躍を見せてきたベテランたちは、残りの現役生活でどのようなプレーを見せてくれるだろうか。