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巨人、再浮上のカギは「由伸」。De筒香、昨季の”カモ”広島戦で打棒復活へ【セ第6節展望】

プロ野球は6節目に突入する。読売ジャイアンツは昨年、熊本地震の影響で中止となった九州シリーズを1年越しに行う。九州出身で17日に熊本県内の小学校を訪問した長野久義外野手、立岡宗一郎外野手がどんなプレーを見せるのか。また、未だ本塁打ゼロの昨季ホームラン王・筒香嘉智外野手は、昨季最も本塁打を放った広島東洋カープ相手に豪快な打撃復活となるかに注目したい。

2017/04/18

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野村対桑原に注目

1位 広島 ― 4位 DeNA 13勝12敗0分(昨季) マツダスタジアム
 
 阪神に連勝を止められ、今季初の負け越しを喫した広島東洋カープ。本拠地に戻って立て直しを図りたい。
 
 打撃の勢いが止まらない。巨人・阿部のように、1人でいくつかの部門の上位に位置している選手は多いが、カープは違う。リーグトップの5盗塁をマークしている安部友裕、22安打で同2位の鈴木誠也、4本塁打で同2位のブラッド・エルドレッド、そして19打点で同2位の新井貴浩と、どの部門を見てもほぼすべてのトップ3に入っている。このほかにも、田中広輔、菊池涼介らが打線に名を連ねており、本当に恐ろしい打線だ。
 
 初戦の野村祐輔は、横浜DeNAベイスターズの桑原将志を苦手としているようだ。昨季の対戦成績は9打数5安打で打率.556。6試合連続安打の桑原をどう抑えるかに注目したい。
 
 今季初めて勝ち越すも、未だ連勝がないDeNA。阪神に続いて、広島に黒星を与えたいところだ。
 
 DeNAの筒香嘉智に大きな一発がまだ見られていない。昨年の同時期には打率.254(今季は17日現在で.255)とほぼ同じも、すでに5本塁打を放っている。初戦の野村とは昨季、7打数3安打、うち本塁打は2本。昨季、11球団で一番本塁打を放てたチームが広島(11本塁打)だったので、今カードをきっかけに本塁打を量産したい。
 
 投手は、昨季までDeNAの絶対的守護神だった山崎康晃が、直近の登板した3試合で2度救援に失敗している。そこで、前節から7回山崎康、8回三上朋也、そして9回にスペンサー・パットンと、配置転換が行われた。テコ入れした16日の試合では、2つの三振を奪うなど、三者凡退で締め、今季初ホールドを記録と効果はあるようだ。今後もこの継投でいくようなので、注目していきたい。

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