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【MLB】大谷、ヤンキースの弱点である先発とDHを補強できる逸材としてNY地元紙が獲得熱望

2017/04/13

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 13日現在、4勝4敗とイマイチ波に乗り切れていないニューヨーク・ヤンキース。エース・田中の不調で先発陣の柱になる投手が不在、野手には正捕手のサンチェスなどの故障者が相次ぐなど、シーズン初頭から苦しい状況になっている。
 
 そのような中、ニューヨークの地元紙「リバー・アヴェ・ブルース」では、12日付で、今季オフに大谷の獲得を提言する特集を報じている。
 
 記事では、今季2登板で精彩を欠いているエース・田中がオプトアウト(契約破棄)出来ること、2番手のC.C.サバシア、3番手のマイケル・ピネダが今季オフにFAとなり、先発投手が不足してしまう可能性が出ていることを指摘。
 
また、DHも1年契約であるベテランのマット・ホリデイが担っているという状況であり、決して層が厚くない状態となっている。
 
 そこで、日本ハムのエースとして君臨し、打撃成績も優れている日本ハム・大谷翔平に注目が集まっている。記事では、大谷は今季オフのMLB挑戦を明言していないが、年棒をあまり気にしていないため、新労使協定の影響で年棒が低くても米球界に挑戦すると予測。
 
 また、昨季は主力選手として日本シリーズを制覇し、MVPにも選ばれたことで「彼は移籍前に何かやり残したことがあるだろうか?」と評されており、早期の米球界移籍が望まれている。
 
 日本ハムは昨年12月に、大谷が2017年オフにポスティング・システムを行使した米球界挑戦を表明した場合、容認する意向を示している。そのため、大谷が低年棒でも米球界に挑戦する意思を示せば、念願のMLB挑戦が叶う可能性が高い。
 
 一方で、野手出場によるケガが生じてしまうと、投手としての登板も不可能になってしまうなどのリスクも指摘。現在、大谷は左大腿二頭筋の肉離れを起こし離脱している。しかし、記事では今回のケガについては懸念事項ではないとしており「スカウトが数週間大谷の姿を見られないということに過ぎないだろう」との見解を示している。
 
 また、その他にも年棒の問題や日本人が西海岸の球団を望む傾向にあることも指摘しているが、やはり同記事では大谷がニューヨークで投打にハイレベルなプレーを見せてくれることを期待している。
 
 米国でも期待が高まっている大谷。まずはケガを完全に治し、投打に万全な状態で今季を戦い抜き、予想される米球界移籍に繋げたいところだ。