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脱オレ流へ、森ドラゴンズが見せる覇気。浮上のカギは平田の打棒【セ第4節展望】

プロ野球は11日から4カード目に入った。前節、念願の初勝利を手にした森繁和監督率いる中日ドラゴンズ。上位浮上へのカギは、背番号6の活躍次第かもしれない。

2017/04/12

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原口、高山は得意の今永を打ち崩せるか

4位 DeNA ― 3位 阪神 9勝15敗1分(昨季) 横浜スタジアム
 
 横浜DeNAベイスターズは今季まだ勝ち越したカードがない。
 
 梶谷隆幸の打棒が絶好調だ。6日以降4試合連続で2安打以上放っている。阪神タイガース戦はやや苦手としており、なかでも、対戦成績が.167の藤浪晋太郎との対戦が雨天中止でなくなった。結果的には良かったのかもしれない。12日の先発・秋山拓巳とは2打席対戦したことがあるが、安打はまだない。好調の勢いそのままに、打ち崩したい。
 
 11日の試合が雨天中止となるも、井納翔一はスライド登板せず、前回登板で足をつって降板した今永昇太が先発する。今永との対戦成績4割超えの原口文仁、3割超えの高山俊とどう対戦するのか見ものだ。
 
 阪神は、チーム打率.276でセ・リーグトップと打撃は好調だ。
 
 1番・高山、3番・糸井嘉男、5番・原口の3人が好調。ただ、出塁はしてもランナーをホームに還らせることができておらず、併殺打数もヤクルトと並んでリーグトップだ。せっかくヒットが出ているので、4番を福留孝介から糸井嘉男に変えてみてはどうだろうか。
 
 先発投手陣がゲームメイクすることができず、スターターを務めた投手で勝利投手がまだ一人もいない。11日に藤浪晋太郎が先発する予定だったが、雨天中止のため登板日は翌週となりそうだ。12日は予定通り、秋山が先発する。昨季はホセ・ロペスと桑原将志に打たれたが、今季は抑えて苦手意識を作らないようにしたい。

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