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由伸野球の核となるべきドラ1トリオ。岡本、桜井、吉川尚は次世代の松井秀喜になれるのか?【2017年ブレイク期待の選手】

長嶋氏が松井氏を、原氏が坂本を手塩にかけてきたように、今季は由伸監督も特定の選手を我慢して起用できるだろうか。

2017/02/03

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近年のドラ1組は低迷

 最近の巨人は高齢化が進んでいる。
 
 なんて思いがちだが、実際は初の首位打者を獲得した不動のショートストップ坂本勇人、クローザー澤村拓一が88年生まれの28歳。エース菅野智之、正捕手の小林誠司はともに89年生まれの27歳だ。
 チームの心臓部とも言えるポジションに、88~89年組で働き盛りの20代後半の選手たちが顔を揃えている。
 
 さらにサウスポー田口麗斗は3年目の昨季、89年桑田真澄以来27年ぶりの21歳以下シーズンでの2ケタ勝利を達成し、次代の左腕エース候補へと躍り出た。
 
 確かに、阿部慎之助や内海哲也といった原巨人時代の主力は30代中盤から後半を迎えているものの、坂本や菅野によってそれに代わる新たなチームのベースができつつある2017年。
 それでも、なんとなく「若手の伸び悩み」や「高齢化」というマイナスイメージが強いのは、近年の「ドラ1選手たちの低迷」に大きな原因があるのではないだろうか?
 
 元々、巨人はドラフト1位選手は徹底的に起用する伝統があった。
 
 例えば、冒頭に名前の挙がった坂本、澤村、菅野、小林は全員ドラ1入団だし、他のレギュラー野手でも1塁阿部、外野手長野久義もドラ1組である。
 
 ドラフト順位がチャンスの数、少なくとも1~2年目のドラ1選手は優先的に起用されるのは間違いないだろう。
 プロの世界は平等ではない。入った時からドラフト順位によって契約金や年俸に大きな差が出る。横一線で手を取り合ってスタートするのは1月の新人合同自主トレまでだ。
 
 良くも悪くもドラフト1位選手は最初の春季キャンプでマスコミやファンだけでなく、首脳陣やチームメイトの注目も集める。
 ある球団の主力選手は、毎年ドラ1投手がブルペン入りするとわざわざ見学に行くことすらあったという。
 
 だから、始めの一歩がその後の野球人生を大きく左右するわけだ。

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