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“おかわり2世”西武・山川穂高、持ち前の長打力が開花した背景。2017年は「下位にいると怖いと思われる打者に」【2016年ブレイク選手】

ライオンズはここ数年、レギュラーと控えの力の差が顕著だ。若手の台頭を望む声が上がる中、今季そのきっかけを掴んだ選手がいる。山川穂高だ。

2016/12/19

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ここ数年、レギュラーと控えの力の差が課題だった西武

 悩める左腕・菊池雄星が2ケタ勝利の大台に乗せた2016年、埼玉西武ライオンズのもう一人の悩める男が大台を超えた。

 “おかわり2世”と騒がれ、和製大砲の名をほしいままにしてきた山川穂高がついに2ケタ本塁打に到達。菊池と同級生二人でお立ち台に上がるなど、実りのいい1年になったのは間違いない。

「2軍ではいつもと成績は変わっていないんですよ」

 自信とも悩みともとれる本人のこの言葉こそ、山川が苦しんできた壁だ。

 2軍では結果が出るのに、1軍では長く続かない。
 投手のレベルが違うのは当然だが、技術で劣っていると感じたことはなかった。ただ、何かが足りなかった。

 その理由を探した1年だった。

 キャンプの頃から、今年の山川に対する期待は高かった。
 というのも、最近の西武は、若手が育つ土壌があると言われつつ、やや若手の台頭に陰りが見えてきていたからだ。

 今季までキャプテンを務めた栗山巧、中村剛也といったチームを長く引っ張ってきた二人に、シーズン最多安打記録保持者の秋山翔吾、2013年に打点王のタイトルを獲得した浅村栄斗と打線にチームの核と呼ばれる選手はいる。チームの要に成長した炭谷銀仁朗など、野手のレギュラーは12球団でも指折りだろう。

 しかし、それらの1枚が欠けてしまうと大きな戦力ダウンとなってしまう。
 レギュラーのポジションがほぼ安泰となり、ケガさえなければ、彼らが試合に出続けた。一時の不調で外れることがあっても、やがて定位置に戻るのである。

 下からの突き上げがないことの証左であり、それと同時に山川に対する期待が高まっていたわけだ。

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