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カープに敗れたDeNA、『ルーズヴェルト・ゲーム』での終戦がさらなる成長につながる理由

セリーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで広島に敗れたDeNA。しかし今年の経験は来年につながるはずだ。

2016/10/16

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初のCS進出

 セリーグのクライマックスシリーズ(CS)はリーグ優勝を決めた広島が制した。CSファイナルステージでリーグ3位から這い上がってきたDeNAを4勝1敗(1勝のアドバンテージ含む)で退け、25年ぶりに日本シリーズへ進出。きっと鯉党の人たちはCS突破を決めた直後の昨晩、球団応援歌「それゆけカープ」にある歌詞のごとく旨酒を酌み交わしたに違いない。

 一方のDeNAはレギュラーシーズン5割未満からの「史上最大の下剋上」を狙ったものの、独走優勝したセ王者の牙城を崩すことはできなかった。チームにとっても、そしてベイスターズのファンにとっても無念の結果には終わってしまったが、何ら悲観する必要はない。それだけCSファイナルステージ進出まで果たした今季終盤の戦いでチームが得たものはとてつもなく大きかった。

 レギュラーシーズンでは借金2の3位に終わったが終盤、2位・巨人に猛烈な追い上げを見せて最終的にはわずか2ゲーム差にまで詰め寄った。悲願のAクラス入りで球団史上初のCSへコマを進めると、ファーストステージでは敵地・東京ドームにおいて巨人を2勝1敗で撃破。ここまで10年連続でAクラス入りしてきた常勝軍団と公式戦終盤では激しい2位争いを演じてしのぎを削り合い、続く短期決戦の大舞台で競り勝った事実はチームの面々にとって間違いなく大きな自信につながる。

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