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高校時代から“プロ級”…?甲子園で躍動した中日の現役選手6人。聖地で輝く選手たち

2025/08/16 NEW

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産経新聞社



上林誠知

uebayashiseiji
 
・投打:右投左打
・身長/体重:185cm/90kg
・生年月日:1995年8月1日
・経歴:仙台育英高
・ドラフト:2013年ドラフト4位
 
 見事な復活を遂げた上林誠知は、仙台育英高で死闘を演じた経験がある。
 
 名門校で1年秋から4番の座に座った上林。高校2年夏に甲子園出場を果たすと、さまざまな方向に打ち分けるバッティングでヒットを量産。高校野球ファンから注目される選手だった。
 

 
 中でも2013年の夏の甲子園は、1回戦で埼玉の浦和学院高と対戦。強豪校同士の対決で4番を任された上林だったが、この試合でヒットを打てなかった。ただ、チームは11-10で劇的なサヨナラ勝利を収めた。
 
 身体能力の高さも評価された上林は、ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。3年連続で2桁本塁打を放つなど、一定の成績を残していたが、2020年以降は結果を出せなかった。
 
 それでも中日ドラゴンズ2年目の今季は6年ぶりの2桁本塁打を達成し、クリーンアップに座ることも多い。ここまで102試合の出場で、打率.266、13本塁打、37打点、19盗塁の活躍を見せている。
 
 崖っぷちから蘇った男のプレーで、中日のAクラス入りにも期待がかかっている。

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