強いホークスの裏で…ソフトバンク、波に乗り切れていない選手6人。後半戦での巻き返しは?
2025/08/09 NEW
産経新聞社

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今季、2年連続のペナント制覇を目指す福岡ソフトバンクホークス。7月からの快進撃で、現在は首位争いを演じている。しかし、その裏で、本来の力を出し切れていない選手たちがいる。今回は、小久保裕紀監督率いるソフトバンクで、思うような結果を出せていない選手6人の現状と課題に迫りつつ紹介する。(文・シモ/成績は8月7日終了時点)
山川穂高
投打:右投右打
身長/体重:177cm/114kg
生年月日:1991年11月23日
経歴:中部商 – 富士大
ドラフト:2013年ドラフト2位
福岡ソフトバンクホークスの主砲として今季も活躍を期待された山川穂高が、苦しんでいる。
埼玉西武ライオンズでは、3度の本塁打王と1度の打点王を獲得。ソフトバンク移籍1年目の昨季も143試合の出場で34本塁打、99打点と4度目の本塁打王と2度目の打点王を獲得したが、今季は開幕から調子が上がらない。
6月16日に調整のため一軍登録を抹消。交流戦後の6月27日に復帰するも本調子とは言えず、6番降格も経験した。
ところが、徐々に回復の兆しが見えてきた。7月29日の北海道日本ハムファイターズとの首位攻防戦では、5番で出場。1-1の4回表に勝ち越しの3点本塁打を放ち勝利に貢献すると、同31日には4番に復帰して、タイムリー安打を放っている。
次の東北楽天ゴールデンイーグルス戦からは、4番に定着。とはいえ、安打を放ってはいるものの、まだまだ本調子ではない。
今季の成績は、89試合の出場で打率.213、16本塁打、47打点。得点圏打率は.214である。4度の本塁打王・2度の打点王を獲得した山川にとって、今季の成績は歯がゆい数字だろう。
今後の首位争いを一歩リードする、効果的な本塁打を量産できるだろうか。山川の「どすこいポーズ」の回数が増えれば、2年連続のペナント制覇も見えてくる。