今季の“不良債権”に…?高年俸ながら成績を残せていない選手6人。実力を発揮出来ていない大物たち
2025/08/07 NEW
産経新聞社

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活躍に見合った年俸が支払われるプロスポーツの世界。現在は年俸1億円を超えることも珍しくなく、中には5億円規模の年俸となる選手もいる。しかし、高年俸を得ているものの、不振に陥るケースは珍しくない。そこで今回は、高年俸ながら成績を残せていない選手を取り上げたい。(今季成績は8月7日時点)
田中将大
・投打:右投右打
・身長/体重:188cm/97kg
・生年月日:1988年11月1日
・経歴:駒大苫小牧高
・ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
今季、新天地での復活が期待された読売ジャイアンツの田中将大だが、置かれた立場は苦しい。
駒大苫小牧高では夏の甲子園で優勝を経験し、2006年高校生ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。
高卒1年目から先発ローテーションに定着すると、2011年には19勝を挙げるなど早くから一線級の活躍を披露。
2013年シーズンでは、開幕から無傷の24連勝を記録するなど異次元の投球を披露。同年は楽天を球団初の日本一に導く置き土産を残し、翌年から活躍の場をメジャーリーグに移した。
ニューヨーク・ヤンキースでも安定した投球を続け、日本人投手初となる6年連続2桁勝利を達成。最終的にメジャーでは7年間プレーし、通算78勝をマークした。
2021年に古巣楽天へ復帰するも、復帰後の4シーズン全てで負け越してしまうなど、期待されたピッチングができず、昨季オフに楽天を退団。巨人への入団が決まった。
再スタートとなった今季は一軍ではここまで3試合の登板にとどまり、1勝1敗の成績に。防御率も9.00と苦しんでおり、今シーズン中の日米通算200勝にも黄色信号が灯っている。