他球団に“電撃放出”…プロ野球、トレードor人的補償でまさかの移籍となったドラフト1位選手6人
2025/08/07 NEW
産経新聞社

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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。しかしながら、思うような結果を残せなければ、あらゆる形で他球団に放出されるケースも少なくない。ここでは、トレードまたは人的補償で移籍した経験を持つドラフト1位入団の現役選手を紹介したい。
長野久義(読売ジャイアンツ)
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/85kg
・生年月日:1984年12月6日
・経歴:筑陽学園高 – 日本大 – ホンダ
・ドラフト:2009年ドラフト1位
2度の入団拒否を経て、熱望していた読売ジャイアンツへの入団を叶えた長野久義。主力選手として活躍していたが、まさかの形で一度はチームから離れることになった。
日本大時代の2006年、ホンダ時代の2008年にドラフト指名を受けるも、入団を辞退。翌2009年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。
ルーキーイヤーからレギュラーを奪取し、打率.288、19本塁打、52打点、12盗塁の活躍で新人王を受賞。翌2011年には打率.316、17本塁打、69打点、19盗塁とさらに数字を伸ばし、首位打者に輝いた
プロ入りから9年連続で2桁本塁打を記録するなど結果を示していたが、2019年オフに丸佳浩のFA人的補償として、広島東洋カープに移籍。
2020年には95試合に出場し、打率.285(規定未満)、10本塁打を放つなど新天地でも活躍を見せた。しかし、徐々に出場機会が減少し、広島側の配慮もあって2022年オフに無償トレードで巨人へ復帰した。
巨人復帰後は、出場機会が限られているものの、ベテランとしてチームを支える存在となっている。