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“不振脱却”なるか…セリーグ、前年から大きく成績を落としている野手6人

2025/08/08 NEW

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産経新聞社



石川昂弥(中日ドラゴンズ)

中日・石川昂弥
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/100kg
・生年月日:2001年6月22日
・経歴:東邦高
・ドラフト:2019年ドラフト1位
 
 今季は開幕戦から4番で起用されるなど、大きな期待が寄せられていた石川昂弥。だが、打撃不振に陥り、苦しいシーズンとなっている。
 
 東邦高時代には投打の中心を担い、3年春の甲子園で全国制覇を達成。高校日本代表の4番を務めるなど、世代屈指の評価を得て、2019年ドラフト会議では1位指名で3球団が競合。抽選の末に中日ドラゴンズへの入団が決まった。
 

 
 高卒1年目から一軍デビューを飾ると、その後は度重なる故障に泣かされたが、2023年には121試合に出場し、打率.242、13本塁打、45打点を記録した。
 
 昨季は82試合の出場にとどまったが、打率.272、4本塁打、25打点とブレイクを予感させた。
 
 高卒6年目の今季は、井上一樹新監督の下、開幕から4番打者に抜擢。しかし、攻守で精彩を欠き、4月13日に二軍降格を命じられた。5月末に再昇格したが、21試合の出場で打率.132、ノーアーチと結果を残せず、再びファーム調整となっている。
 
 球団からの期待も大きいスラッガーだけに、何とか突破口を見つけたい。

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