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強いファイターズの裏で…日本ハム、波に乗り切れていない選手6人。後半戦での巻き返しは?

2025/08/01 NEW

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産経新聞社



matsumotogo、shinjotsuyoshi、horimizuki

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 今季はパ・リーグの首位争いを演じ、2022年以来のリーグ優勝を目指す北海道日本ハムファイターズ。だが、その勢いの裏で、本来の力を発揮しきれていない選手がいる。今回は新庄剛志監督率いる日本ハムで、現状は思うような結果が出ていない6人の選手の現状と、課題に迫りながら紹介する。(文・シモ/成績は7月31日終了時点)

松本剛

matsumotogo
投打:右投右打
身長/体重:180cm/84kg
生年月日:1993年8月11日
経歴:帝京高
ドラフト:2011年ドラフト2位
 
 プロ11年目の2022年に打率.347、3本塁打、44打点、21盗塁をマークし、遅咲きの首位打者に輝いた松本剛。しかし、今季は苦しい数字となっている。
 
 今季、オープン戦では11試合の出場で打率.194と調子が上がらない中、なんとか開幕一軍メンバー入りを果たすも、5年ぶりのスタメン外となってしまう。
 

 
 その後も調子が上がらず、打率が.176まで落ち込むと、5月8日には一軍登録抹消。同20日に再登録されるが、6月13日に再び抹消となった。
 
 そんな中、7月29日に約1ヶ月半ぶりに一軍昇格。同日のソフトバンク戦では、幸先良くタイムリーヒットを含む2安打をマークした。
 
 今季の松本は、強い打球を狙おうとして差し込まれるケースが目立つ印象だ。各チームに研究されたと同時に、激戦区である外野争いのプレッシャーも増しているのだろうか。
 
 今季は38試合の出場で打率.187、0本塁打、3打点。さすがに寂しい数字である。
 
 ボールをうまく呼び込んで、安打を量産する本来の姿が見られるか。なんども這い上がってきた、プロ14年目の松本の後半戦に期待を込めたい。

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