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まさかのスランプ…今季ファーム調整を経験したスラッガー選手6人。大不振に陥った強打者たち

2025/08/01 NEW

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産経新聞社



(左から)浅村栄斗、筒香嘉智、オースティン

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 今季も投高打低の傾向が見られるプロ野球。リーグ全体の本塁打数減少が顕著であり、パワー自慢のスラッガー選手が不振に陥っているケースも多い。かつて本塁打王を獲得した選手にも、同様の事象が発生している。そこで今回は、今季にファーム調整を経験したスラッガー選手を取り上げたい。(今季成績は8月1日時点)

筒香嘉智

DeNA・筒香嘉智
・投打:右投左打
・身長/体重:185cm/97kg
・生年月日:1991年11月26日
・経歴:横浜高
・ドラフト:2009年ドラフト1位
 
 今季は復活が期待されていた筒香嘉智。しかし、現在までファーム調整が続いており、ここまでの成績は芳しくない状況だ。
 
 横浜高から2009年ドラフト1位で横浜ベイスターズ(現:・DeNA)に入団し、ルーキーイヤーにファームで26本塁打を放つなど、高卒1年目とは思えない打撃を披露。
 

 
 2014年からレギュラーに定着し、持ち味の長打力を遺憾なく発揮。2016年は44本塁打、110打点で本塁打王、打点王の2冠を獲得。打率も.322と好成績を記録した。
 
 その後も主軸打者としてDeNA打線を牽引。日本代表選手に選出された時には4番打者を任されるなど、球界を代表する選手になった。
 
 2020年からはメジャーリーグでのプレーも経験し、昨年4月にDeNA復帰を決断。レギュラーシーズンは3本塁打にとどまったものの、日本シリーズで優秀選手賞に輝き、完全復活を予感させていた。
 
 ところが、今季は序盤から苦しいバッティングが続き、5月に登録を抹消。交流戦で意地を見せたものの、再び二軍降格となっており、復活の糸筋が見えていない。

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