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強力DeNA打線はどこへ?ベイスターズ、波に乗り切れていない野手6人。後半戦での巻き返しは?

2025/07/29 NEW

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産経新聞社



度会隆輝

watarairyuki
投打:右投左打
身長/体重:183cm/83kg
生年月日:2002年10月4日
経歴:横浜高 – ENEOS
ドラフト:2023年ドラフト1位
 

 昨季は開幕戦から2試合連続本塁打、球団初の新人満塁本塁打など鮮烈な印象を残した度会隆輝。だが、プロ2年目の今季は打率が上がっていない。
 
 昨季は、プロの壁にぶつかりながらも75試合に出場して打率.255、3本塁打、24打点の成績を記録。プロ2年目の飛躍が期待された。
 

 
 しかし、今季は上半身の違和感の影響で開幕は二軍スタート。それでも腐ることなく二軍戦で結果を残すと、4月6日に一軍出場選手登録を果たす。
 
 ここまで71試合の出場で打率.224、4本塁打、21打点。横浜DeNAベイスターズのレギュラーの座を掴みつつあるものの、ややインパクトに欠ける印象である。
 
 今季は長打率が.336で、昨季の.327より上がっているものの、出塁率が.289と昨季の.306より成績を下げている。
 
 長打力を求めすぎて、度会の持ち味である走塁面を活かしきれていないと感じる。これからは、足で稼ぐ安打も増やしたいところだ。
 

 守備面でのもろさが表情に出てしまう「メンタル面」も、課題だろうか。とはいえ、度会のしゃかりきなプレイスタイルは、チームに勢いをもたらす。

 
 今季は打席でのミート力も上がっているので、守備のミスを少なくして本来の実力を発揮してもらいたいものだ。

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